【派遣会社の倒産が急増!?】2024年「生き残る」派遣会社を選ぶ基準を紹介!

希望を叶えた求職方法

この前、こんなタイトルの記事を見かけました。

派遣会社も「人手足りず」 倒産件数が2015年以降で最多に

「人手不足の時代に人材関連サービス業の倒産が急増~中小の人材紹介会社は長い冬の到来か~」

記事を確認すると、2023年度で80件弱もの倒産が見込まれているそうです。2015年以降で、過去最高に多い倒産件数とのこと。

yukita
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えっ!!!派遣会社の倒産が相次いでいるの…?派遣社員で働く私もヤバいかも…

そこで今回は、派遣会社の倒産が急増の背景と、生き残れる派遣会社の見分け方をご紹介していきます! ぜひ、参考にして、主婦に安全な派遣会社へ登録してみてくださいね。

派遣会社は、なぜ倒産が相次いでいるのか?

私も派遣社員として働く身。興味を持って記事を確認すると、要因は「人件費高騰」の影響によるものが大きいようでした。

人材派遣業界は、業種を問わず発生する人材需要を取り込み、コロナ禍においてもマーケットを拡大してきた。しかし同時に、派遣スタッフの不足により「人件費高騰」が派遣業者の重しとなっている。

引用元:帝国データバンク記事より

パートやアルバイトで働く人は、最低時給はどんどん上がっています。地域にもよりますが、2023年10月から全国平均の時給が1,004円。今は1,000円超えが当たり前なんですね。

これは、物価上昇も続く中で、最低賃金を今の現状にあわせて適正な金額にすることで、国の経済発展を目的としています。

2024年春闘「賃上げ」の話題がよく聞かれますよね。大企業全体では、今年度3年連続で過去最高益を更新するようです。大企業の正社員だけでなく、中小企業、またパートや派遣社員などの非正規雇用の「春闘」の取り組みも、正規雇用と同様に大幅な賃上げが必要だ!と訴えるニュースがでました。

「非正規春闘」は非正規雇用で働く人たちがそれぞれの勤務先に賃上げを求めようと去年から始まった取り組みで、ことしは個人で加入できる20の労働組合が集まり勤務先に一律10%以上の賃上げを要求する方針です。

引用元:NHKニュース:「非正規春闘」派遣社員など“正規雇用同様 大幅賃上げを

では、なぜ人件費が上がることで派遣会社が倒産してしまうのか? その背景をさらに深堀します。

賃上げによる倒産のなぜ?

専門家が解説している、とても分かりやすい動画を発見しましたので、以下の動画を元に理解した、自分の解釈も踏まえ内容をまとめたいと思います!

賃上げに対応できる企業は生産性が高い企業で、大手企業や生産性が高い中小企業は生き残れるだろう。そんな企業が国際競争力に勝っていくという狙いがある。いっぽうで、賃上げに対応できない中小企業はつぶれてしまうのは仕方ないという政府の思惑も…。日本はそんな社会構造になってきているそうです。

「自社の正社員の賃上げも満足にできないなか、派遣料金は上げられない」と価格転嫁に難色を示す派遣先企業の経営事情も重なり、十分に派遣料金に転嫁できずコストを自社負担せざるを得ない状況がみられ、派遣業者にとって経営の舵取りはますます難しくなっている。

引用元:帝国データバンク記事より

記事でも書かれているように、「派遣料金が高い」と思う派遣先は多いという事です。派遣を受け入れる企業側は賃上げの影響で正社員の給与を上げていかなくてはいけない。しかし、派遣社員は単発で気軽に採用できる分、派遣料が正社員より高くなる。

コロナ禍以降に、在宅勤務、テレワークも活発になったことで、高い派遣料を支払うよりも、業務委託など外注化したほうがコストが圧縮できると考える企業は増えているそうです。

高い派遣料を支払って、どんなスキルの派遣社員がくるか分からないリスクを抱えるよりも、専門性に特化した外注先をスポット的に使ったほうがコストが抑えられる見方もあるようです。

派遣会社のほうは、派遣社員と契約を結び、派遣先へ人材を派遣するので、社会保険料や有休休暇の付与など、必要な待遇は派遣会社が用意します。

年々高くなる社会保険料は、労働者と派遣会社で折半ですし、有給休暇は労働基準法で決まっているので、労働者に取得させる義務も発生します。もちろん、有給取得分の給料は、派遣会社持ちとなります。

派遣会社も人材の囲い込みがあるので、給料を上げないとなかなか登録してくれません。しかし、給料を上げると利益が出ないという循環が生まれ、体力がない派遣会社は倒産してしまう傾向にあるそうです。

これから派遣会社の存続は厳しいのか?

YouTube動画で話されている税理士の方は、これからの派遣会社の存続については「正直厳しいね」とおしゃっていました。

しかし、そんな中でも安定傾向にある派遣会社の特長はというと、「大手と提携して決まった人数を派遣している会社は強い」とのこと。派遣会社の中には人材派遣だけではなく、人材紹介業にかえている企業も多いそうです。また、人材派遣に特化しているのではなく、複数の事業を立ち上げている派遣会社も強いとも言っていました。

  • 登録人数を多数抱え、大手企業と提携している会社
  • 複数の事業を立ち上げていて、その一つとして人材派遣もやっている会社

つまり、上記のような派遣会社を探して、登録するのがポイント!ということです。

また、裏を返せば「人材派遣料は高い」は、派遣会社のマージン分も載っているから、という事も言えます。派遣には紹介予定派遣というのがあります。直接雇用を前提に一定期間派遣として働く制度ですが、会社が求める能力や社風が見合うなら、派遣先の契約社員や正社員になるチャンスも今後増えるのかもしれません。

正社員の安定を求めたいなら、紹介予定派遣は狙い目。会社の雰囲気を試してから社員になるのは最大のメリットです!

派遣登録前に気をつけておくこと

派遣会社も生き残りと、倒産と二極化が進むようです。派遣先が大手企業だったとしても、業績悪化したら早期退職を募ります。自社の社員をリストラする前に、派遣切りが先にあることはしっかり認知しておきましょう。

だからこそ、派遣会社は「大手企業」を中心に探しておくことが重要です。また、派遣切りに合っても、日ごろから自分自身のスキルを高めておく意識をもっておくことで、実績も積めますし、別の会社での仕事紹介もスムーズにいったりもできます。仕事をするうえでは、前向きにスキルアップに取り組むことは大切なので、ぜひ覚えておいてください!

【2024年版】子持ち主婦におすすめの派遣会社は?

そもそも派遣で就業するメリットは、「残業なし」「在宅勤務」「通勤は自宅から30分以内」など、自分の希望に合った働き方を選べることです!

それでは、2024年「派遣会社倒産」がトレンドになっている中で、どのような派遣会社を選べばいいのか調べてみました。ポイントは先ほど挙げた以下の2点。

チェックポイント
  • 登録人数を多数抱え、大手企業と提携している会社
  • 複数の事業を立ち上げていて、その一つとして人材派遣もやっている会社

さらに主婦に人気の事務職、テレワーク、時短などの求人を豊富に扱っているかも調査してみたので、ぜひ参考にしてくださいね!

また派遣会社は一社に絞らず、複数登録がおすすめです。私も実は複数登録しています。

その理由は、担当コーディネーターとの相性、サイトの使い勝手、自分が希望する求人を多数取り扱っているか、などが派遣会社によって違うからです。派遣会社は比較して分かることもあるので、複数登録はぜったいしておいてください!

おすすめ派遣会社1:アデコ

「アデコ」はスイスに本拠を置く、世界60カ国の拠点を展開している総合人材サービス企業大手の日本法人です。

アデコの求人は、大手・優良企業、外資系企業と派遣先の取扱い企業も幅広く、オフィス・事務系の職種、語学を生かす職種、営業系、金融系、テレマーケティング系、接客・販売系、 医療系、IT・エンジニア系、製造・作業系、研究・開発系など様々な業界・職種があります。

紹介予定派遣の求人も多く、紹介予定派遣を利用して社員に採用された実績が多い派遣会社です。

スキルやこれまでの経歴、ビジョンや価値観など、 派遣先企業とのビジョンマッチングを通じて、最適な仕事を紹介しています。

【アデコ】のチェックポイント

今回のチェック項目である、派遣の登録人数、大手優良企業と提携しているか?複数の事業展開をしているか? を調べてみました。全国エリアに拠点があるので、派遣登録もしやすいと思います。また、首都圏でオフィスワークの求人数は5,000件以上と他社と比べて多いのも魅力です。在宅勤務OKの求人が多数あるので、登録しておいて損はない派遣会社です。

会社名アデコ株式会社
設立1985年
会社の規模世界60の国と地域に38,000人以上の従業員を擁するグローバル・リーディング・カンパニー
派遣登録人数就業中の派遣社員が34,000名以上在籍
大手企業と提携しているか?大手・人気・優良企業の募集情報あり
複数のビジネスをやっているか?人財派遣、人財紹介、アウトソーシングなど、コンサルなど総合人材サービスを提供
拠点数全国に40拠点、北海道から沖縄までの全エリアをカバー
対応職種事務・オフィスワーク、金融専門職、営業代行業務、クリエイティブ、販売・セールスプロモーション、メディカルなど
データ引用元:https://www.adecco.co.jp/client/service/temp

おすすめ派遣会社2:テンプスタッフ

「テンプスタッフ」は、パーソルテンプスタッフ株式会社が運営する派遣会社。人材派遣・人材紹介・紹介予定派遣・アウトソーシングなど人材・仕事に関するソリューションを提供している、業界最大級の総合人材サービス会社です。

未経験者も安心!を売り出していて、求人数は業界トップクラス、取引先業も豊富です。

とくに、子持ち主婦に人気な事務職の求人は多いので、事務職に就きたい人は登録しておくべき会社です。面談時、仕事の開始時、今後のキャリア相談時と、場面で起こる悩みに寄り添った担当がフォローしてくれます。また、紹介予定派遣や正社員の仕事紹介など、希望のキャリア支援もしてくれます。

スキルアップ支援などもあるので、働いた後も安心できます。派遣では珍しい、半日有給休暇や通勤交通費の支給があるなど、福利厚生も充実しています。

【テンプスタッフ】のチェックポイント

今回のチェック項目である、派遣の登録人数、大手優良企業と提携しているか?複数の事業展開をしているか? を調べてみました。派遣登録者数は、今回ご紹介する派遣会社で1番でした。また、業界トップクラスの求人数で、バリエーション豊かな求人がそろっているのも魅力です。

会社名パーソルテンプスタッフ株式会社
設立1973年
会社の規模国内:38社 海外:106社のグループ会社を抱える
派遣登録人数就業スタッフ数124,000人以上
大手企業と提携しているか?取引者数はパーソルグループ全体で46,000社の実績。大手・人気企業の募集情報あり
複数のビジネスをやっているか?人材派遣を中心に、アウトソーシング・BPO、紹介予定派遣、人材紹介などのサービスを提供
拠点数716拠点(国内:539拠点 海外:177拠点)
対応職種事務職、専門事務職、テレマーケティング、販売・接客サービス、クリエイティブ、営業など
データ引用元:https://www.tempstaff.co.jp/corporate/about/

これからの社会に必須な業界でおすすめの派遣会社

これからの日本では、建築業、土木業、サービス業、飲食業、IT関連業、介護関連業などで人手が不足しています。求人倍率も高く、企業がより多くの労働者を求めています。

つまり、未経験者の応募でも人手が欲しいため、比較的に給与も高く設定されている傾向にあります。

そこで、私たち主婦でも安定性を狙える業界、IT関連の仕事を中心に取り扱っている派遣会社を紹介します。

type IT派遣 

これからはITスキルを持っていると、基本的に仕事探しには困らないほど、重宝されるスキルです。ITスキルとはパソコン操作、プログラミング、ネットワーク構築など、ITに関する基礎から応用までのスキルを総称したものです。開発エンジニアやヘルプデスク、クリエイターなど、こうした専門スキルを持っている方は、高時給案件が多いため、ぜひチェックしておきましょう。

「私には専門スキルはないし…」と思っている方も、IT・WEB業界に興味があるならば、IT企業でオフィスワークはいかがでしょうか?

例えば、カスタマーサポートや営業サポート、データ入力、資料請求などの事務関係の求人も多数取り扱いがあります。これから伸びていく業界で、自分の強みを活かせる仕事を探したい人には、うってつけ! 初心者可の求人もあり、高時給案件も多いため、安定した業界でオフィスワークがしたい方にもおすすめです。

「Type IT派遣」を運営しているのは、株式会社キャリアデザインセンター。キャリア転職の専門情報サイトをもち、転職サイト、適職フェア、人材紹介など人材に関する多種多様なサービスを提供している会社です。

姉妹サービスを活かして提携している、大手企業や有名企業の求人も数多く取り扱っています。求職者一人につき、営業担当・キャリアコーディネーター・アソシエサポートの3名体制でサポートしてくれ、業界専任コーディネーターが仕事を紹介してくれるので初心者でも安心です。

せっかく派遣会社を登録して仕事が決まっても、派遣元が倒産してしまったら元も子もありませんよね。上記のチェックポイントを確認して、オススメの大手派遣会社に登録して、希望の働き方を手に入れてくださいね!

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