次の仕事どうやって探す問題

仕事を辞めて困ったこと

「退職したいけど、すぐに仕事が見つけるのか心配」という声は多く聞かれます。私自身、失業した後に、どうやって次の仕事を探せばいいのか大変悩みました

ここでは、実体験をもとに、40代の子持ち主婦が、希望する条件をクリアして次の仕事を見つけた方法についてまとめています。転職したい方、失業した方、パートからキャリアチェンジしたい方、ぜひ参考にしてみてください。

40代主婦が仕事探しに苦戦する理由とは?

「主婦が仕事探しの中で大変だったこと」についてまとめられたアンケートを見つけました。抜粋すると以下の通りです。

・子持ちのため、仕事が決まりにくい
・子どもの予定(妊娠・出産)を確認される
・自分の希望よりも、家庭の都合を優先した求人を選んだ
・希望条件に合う求人が少ない
・正社員求人が少ない
・年齢がネックとなり採用されないことがある

引用元:【働く主婦100名調査】https://find-bestwork.com/motherwork/27346/#100

主婦が仕事を探すに当たって悩むことは、下記の部分だと分かりました。

  1. 子どもがいる
  2. 希望条件に合わない
  3. 年齢がネック

採用面接に進んでも、私も同じ点で苦労しました。ここでは、上記3点について、実際に面接時に聞かれた質問内容と、どのように対処したのかについてご紹介していきます。

面接時に必ず聞かれる「子どもによる突発的な休みの対処法は?」

まだ未就学児のような小さな子がいる場合は、発熱や体調不良など、突発的に休みを取る必要も多いですよね。また、保育園からの急な呼び出しもあったりと、早退せざるを得ないこともあると思います。

私も面接に行った際に「お子さんに突発的な休みが必要になった場合は、どのように対処しますか?」と必ず聞かれました。

求人票に「子育て中の方も歓迎」と書かれている場合でも、面接官には「突発的な休みが必要になった場合はどうするのか?」と対策方法をもっているかは必ず聞かれます。

もちろん子どもの体調不良や行事などで休むのは仕方ないことだし、それで休むのは後ろめたいと思わず、堂々と取ればいいと思うんです。しかし、子どもがいて突発的な休みは仕方ないことですが、周りの人へご迷惑をかけてしまうことへの心遣いは持っておくといいと思います。

自分も独身の時は、子育て中の人の大変さや休みの多さを本質的に理解できていたかというと、恥ずかしながらできていませんでした。

ものすごく忙しい時期に、突然続けて休まれてしまうと、その分の仕事も負担するため一緒に働く人はやはり大変です。当たり前の権利だからと思って休むのと、忙しい時期にご迷惑をおかけしてしまったと周りを気遣って休むのとでは、やはり印象がいいのは後者の方ですよね。態度に出てしまいます。

だからこそ、一緒に働く人には対処法までしっかり考えたうえで仕事をしてもらえる人を雇いたいと思います。

面接時には、下記のように突発の休みに対する対処法を考えておきましょう

  • 病児保育所を探して事前登録を済ませておく
  • 実家が近い人は親へ、仲が良い友達がいて預かってくれるなら協力を要請しておく
  • 夫が在宅ワークや、早退や有休がとりやすいなら夫にお願いする

実際に私が面接官に伝えた回答です。

「繁忙期の勤務については、自宅駅の近くに病児保育があります。利用登録も済んでいるので、病児保育へ預けて勤務は可能だと思います。夫に相談して、会議や打ち合わせなどが入っていなければ、代わりに迎えをお願いします。また、実家が割と近いので、短時間でしたら親へ見てくれないか相談をします。」

考えて施策を持っておくと、それだけで相手は安心できると思います。実際に、突発で休むことになっても、「無理しなくてすぐに帰ってあげて」とか「仕事を引き受けるから明日は来なくて大丈夫だよ」とか、言ってくれることも多いです。

誰でも出来ると思うので、病児保育の登録はやっておくのがおすすめです。

もちろん、夫に迎えはお願いできない、親や頼める人も近くにいない、病児保育も近くにない、といった場合もあると思います。その場合は、正直に伝えましょう。

自分だけしかお迎えに行けない場合は、正直に伝えましょう。面接でマイナスにはならないと思います。それで、落とされてしまっても、ただ縁がなかっただけなので、次に行きましょう。

ただ一つ、言い方を工夫してみてください。「もし、保育園から急にお呼び出しがあった場合は、私が行くしかありません。実家も遠方で、夫の職場も遠く、預かってくれる知り合いもいないためです。お休みした分は、別の仕事で挽回したり、早めに行くなどして貢献したいと思っています」と、仕事への熱意ややる気をアピールしておくといいと思います。

「自分の希望条件に合う求人がない」への対処法

次は、自分が希望する条件では求人が見つからないという点です。そもそも、自分が希望している条件とは、どんなものでしょうか? 本当にその条件が必要でしょうか? それとも、仕事に就きたい一心で無理な条件でも飲もうとしていませんか?

意外と、仕事を探し始めたら「初めに考えていた条件からどんどんズレてしまっていた…」ということもあり得ます。なので、自分が譲れる条件と譲れない条件の線引きから始めましょう。

希望条件を頑なに貫こうとするとなかなか決まらず、どうしても譲れない条件だったのに、なかなか仕事が決まらない焦りから、条件を受け入れてしまって後悔したなど、自分に本当に合った希望条件を見つけるのは、とても大切です

希望条件に関しては、妥協せずにやってほしい点です。詳しくは、こちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

「仕事を離れていたブランク期間が長い」場合の対処法

最後は、年齢がネックという点です。年齢もさることながら仕事を離れていたブランク期間が長いと、なかなか採用に至らないということが挙げられます。例えば同じ40代でも、ずっと仕事を続けてきた人なのか、10年ブランクがある人なのかでも面接官の印象は違うと思います。

あなたのブランク期間はどのくらいありますか?一般的に、再就職できるブランク期間は3年以内と言われているようです。

それ以上の場合は、厳しいかもしれませんが、「なぜブランク期間が長くなったのか?」「ブランク期間でやってきたこと」をしっかり面接官へ伝えられると良いと思います。

私の場合は、妊娠出産子育ての2年程度は、企業で働いていませんでした

何をしていたかというと、フリーランスという形で仕事をしていました。クラウドワークスみたいなクラウド上で仕事を請け負ったり、以前の会社の手伝い程度で短期で仕事を受注していました。

そこでの経験も職務経歴書に盛り込んだりしました。また、全く仕事をしていない期間、子育てをしている中で「こんなことを良く調べて勉強していた」「ママにとってこういった情報があると役立つのではないかと考えていた」など、子育て中の強みを応募動機に盛り込んだりしました。

実際に、今働いている子ども関連メディアでは、ブランク期間があったからできたことを活用できたのではないかと思います。

ブランクが長くても、何もやっていないことはないと思います。子育てをされている中で何か仕事に活かせそうな経験を思い出してみてください。志望動機などに盛り込んでしまうといいと思います。

子育て中に、没頭していたこと、チャレンジしたこと、体験したエピソードなど何かあると思います。資格を取ったなら資格についても書けばいいと思います。

例えば、接客業の応募動機では、「子ども連れで近くのカフェに行ったときに、店員さんからこういった気配りがあったらうれしかった」とか、「逆にこういった気配りをされて有難かった」など、自分が体験したエピソードを交えて「だからこの職場でこのように活かしたいと思います」と書くのも立派な志望理由になると思います。

自分が応募したい仕事と相性がいいエピソードを交えて書くのはおすすめです。

40代主婦、どうやって仕事を探した?

仕事の探し方の前に、まずは雇用形態の選び方で迷うかと思います。主婦が仕事を探すときに手軽に応募できて、扶養内で働きたいならパートやアルバイトが候補に挙がると思います。

私が考える雇用形態によるメリットデメリットは、こんなところだと思います。

雇用形態メリットデメリット
パート・アルバイト・手軽に応募できる
・近所の職場へ直接応募できる
・応募から採用までが早い
・時給が安い
・仕事内容や権限に限りがある(単調作業や雑務系が多い)
派遣社員・時給は割と高め
・自分の希望の職種や条件で仕事が見つけやすい
・コーディネータと話すことで客観的に自分のキャリアや強みを把握しやすい
・仕事内容が特化型が多い
・派遣会社によって紹介できる求人情報が違う
・担当コーディネーターとの相性で分かれる
・派遣会社内での選考があり一人しか紹介できないため、複数応募がくる人気求人では紹介してもらえないこともある
正社員・給与水準が高い
・社会保険等が充実している
・世間の信頼度は高い
・仕事の範疇や権限が幅広い
・採用のハードルが高い
・仕事内容によっては、子育てとの時間の両立が難しい
・応募から採用に至るまで、時間がかかる

それぞれの雇用形態のメリット、デメリットを把握したところで、自分に合う働き方(雇用形態)を見つけましょう。

私が実際に仕事を見つけた方法とは?

各雇用形態のメリット・デメリットを踏まえて、私が実際に選んだ雇用形態は「派遣社員」でした

なぜ派遣社員になろうと思ったかというと、以下の理由です。

  • 扶養範囲を超えて、稼ぎたかった
  • 労働条件が合う仕事が正社員では見つからなかった(とくに、勤務時間で合うところが少ない)
  • 時給が高めのところが良かった
  • 応募から採用までのスパンが早いほうが良かった(保育園退園問題があったので、期間が限られていた)
  • 職務内容が自分の希望職種に特化しているのが良かった

この条件を満たすところを探した結果、派遣社員を選択しました。

雇用形態が決まったら、次のステップは派遣会社へ登録をすること。ただし、厳選した1社だけの登録ではなく、派遣会社へは複数登録しました。私の場合は、8社登録しました

なぜかというと、派遣会社によって、取り扱っている求人が異なるからです。私が良く使っていたサイトは「エン派遣」という求人ポータルサイトです。

ここで良さそうな求人を探して応募をすると、派遣会社から登録申請の依頼が来ました

サイトを使い出して気付いたのは、求人が出てこのサイトから応募するのでは、私のスケジュール的に間に合わないなと思いました。とにかく時間との勝負!と自分に言い聞かせて行動していたので、効率的な方法はないか模索しました。

アクセスする人から1日何件も応募が来るので、直接派遣会社に登録して、直接応募したほうが早いのではと考えました。

①サイトで求人を見つける→②応募する→③派遣会社から登録申請の依頼が来る→④登録内容を埋める→⑤担当コーディネータと面談をする→⑥キャリアシートにマッチしているか確認される→⑦選考に進む

ざっくりと体感的には、7工程くらい踏まないといけないイメージでした。それが、派遣会社へ直接応募すると、

①派遣会社へ登録する→②担当コーディネータと面談をする→③キャリアシートにマッチする求人を紹介してくれる、または気になる求人を相談する→④応募する→⑤選考が同時に進む

2工程くらいはカットできる感じになりました。

また派遣会社に直接登録すると、キャリアシートの提出が求められ事前面談が必ずあります。そこで担当コーディネーターと自分との相性が分かります。

8社も登録してみて思ったのは、このコーディネーターさん合わないな…と思うことも何社かありました。

しかも、同じ会社でも扱っている求人案件によってコーディネーターが変わる場合がりますので、この派遣会社が合わないというのは一概には言えないと思いますが、面談してくれる担当コーディネータを通じて、なんとなく派遣元の相性や雰囲気が分かると思います

実際に決まった後も自分と派遣先との間に立って契約してくれる担当になるので、相性チェックは大事なポイントだと思います。

また事前に、自分の条件が絞り込めていたからこそ、応募する求人に迷いがなく応募できたと思います。またブレていたら、雇用形態でも悩み、妥協点でも悩み、求人を見るたびに迷ってなかなか進まなかったと思います。

応募したい求人の条件を派遣会社に伝えると、それに合った求人を紹介してくれるので、求人数も必然的に多くなり、更に効率が上がったように感じました。

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