パート経験しか無い、仕事探しが久々でブランクがあるというママへ向けて書いています。初めて派遣へ登録する人は、登録方法はめんどくさい?どうやるの?と疑問があると思います。ここでは、派遣会社への登録方法から、仕事紹介されるまでの流れを紹介していきます。
派遣登録から仕事紹介までの流れ
派遣で働きたい場合は、派遣会社へ登録する必要があります。もちろん、派遣会社へ登録だけしてすぐに仕事を開始しなくても大丈夫です。
派遣登録だけでも仕事の情報が得られたり、未公開求人が閲覧できたり、担当者との相性や派遣元の雰囲気がわかったりと多くのメリットが得られるので、派遣会社へ登録だけ済ませて様子を見るという活用がおすすめです!まずは、ざっくりと派遣登録から仕事紹介までの大まかな流れをつかんでおきましょう。
どの派遣会社でもだいたい上記の流れで進んでいきます。それでは詳しく説明していきます!
1.派遣会社へ登録
派遣会社へ登録には2つの方法があります。WEBでのオンライン登録か、派遣元のオフィスへ出向いての登録が必要になります。オフィスへ出向く場合は、ステップ2の「登録説明会」と同様になります。
ここでは、本登録前のWEBでの事前登録で入力する必要事項についてご紹介します。
登録したい派遣元のWEBサイトをひらくと、たいていPCもスマホもWEB画面右上に「スタッフに新規登録」ボタンがあります。そこをクリック!
登録内容は、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、就業経験社数、職種経験・期間、最終学歴、希望する職種、希望勤務開始日、希望勤務地、(任意で必要なもの:履歴書や職務経歴書などの書類アップロード、希望期間・雇用形態、週3日など希望勤務形態、自己PR)などを入力します。
パートの場合でも履歴書、職務経歴書、顔写真を持参して面接に行くと思うので、仕事を探す前に1部ひな形として用意しておくとスムーズです。
2.派遣会社の登録説明会
WEBでオンライン登録が済んだら、本登録が必要になります。登録と同時に派遣元の会社説明もあるので「登録説明会」とも呼ばれます。本登録には担当コーディネーターとの面談が必要です。
派遣会社でも登録方法は変わってきますが、オンライン面談か、来社して直接対峙した面談が必要になります(面談がない場合もあります)。
大体、履歴書や職務経歴書の提出を求められて、スキルの習熟度、条件面などの確認、その派遣会社の仕組みや説明などがあります。大体ですが30~60分程度の時間を見ておきましょう。
本登録にあたり履歴書、職務経歴書、顔写真を求められることがほとんどです。コーディネーターとの面談日が決まったら、書類の事前準備を行い面談に挑みましょう。といっても、こちらの希望条件や職務経歴の確認などのチェックだけなので、相手とコミュケーションをするだけです。
本登録完了後に、仕事のエントリーができることになります。
これまで派遣会社に10社程度登録しましたが、ほとんどオンライン面談でOKでした。1社だけ、登録会ではスキルチェック、適正検査、コーディネーターとの面接があり2時間ほどかかった会社もありました…。職種によっては、過去の実績があるか求められるため制作物やクリエイティブの提出を求められることもあります。
3.求人紹介・応募
登録が完了すると、担当コーディネーターから自分が希望する職種で仕事の紹介をもらえます。
また、登録した派遣会社のマイページにログインして、自分の希望条件を入れて「お仕事検索」をして自分で探す方法もあります。興味をもった求人へ応募したい場合は、派遣会社のWEBサイトからマイページから応募ボタンを押すだけです。ワンクリックです。
気になった求人のより詳しい条件や、詳細な仕事内容などを、担当コーディネーターから聞くこともできるため、活用してみましょう。
中には、せっかく登録したのに、担当コーディネーターから自分の希望条件と違う求人の紹介があったり、なかなか求人情報を紹介してもらえなかったりもあります…。
こういう担当コーディネーターの当たりはずれがある場合もあるので、同時に複数の派遣会社へ登録しておくほうが賢明です。
4.派遣会社での社内選考
応募ボタンをクリックすると派遣会社で社内選考が始まります。
派遣会社では、複数応募があった場合に、これまでの経験やスキルから仕事によりマッチする人材を社内選考して、先方に紹介することになります。
派遣会社は基本的に1名しか派遣先へ紹介できないため、より案件とのマッチ率が高い人を優先して紹介したいので、エントリーしたのに合否連絡が遅かったり、選考から外れてしまうこともあります。
選考から外れると自分はダメなのかも…と悲しくなりますが、条件が良い求人は人気があるので落ちるのは普通です。ぜんぜん気にすることはありません。何度も落ちていると慣れてきますよ(笑)。案件は数多くあるので次の案件へ、どんどん応募すれば良いだけです。
また、派遣会社を変えてみると通過率が上がる可能性もあるので、複数社登録して応募するのがやはりおすすめです。子持ち主婦は忙しいので、応募するときは一気集中!効率的に応募していくのがおすすめですよ。
恋愛ではNGですが、仕事探しでは二股三股、それ以上掛け持ちしてどんどん応募しましょう!めげない。
5.職場見学
社内選考に通過した後は、派遣先への職場見学があります。「職場見学」のことを「顔合わせ」「事前打ち合わせ」ということもあるようです。
「職場見学」とは、派遣就労する前に、派遣スタッフが自発的に派遣先事業所を見学して、勤めるのに適当であるかどうかを判断する目的で、派遣先事業所を訪問することです。「事前
引用元:一般社団法人 日本人材派遣協会より引用
打合せ」とは、すでに就業が決まった派遣先に、派遣就業前に業務内容などの確認をする目的で派遣先事業所を訪問することです。
労働者派遣においては「事前面接」が禁止されています。
派遣先の「派遣労働者を特定することを目的とする行為」(労働者派遣法第26条第7項)です。つまり、労働者を選別・特定する目的で、派遣先は就業前に派遣スタッフと会ってはいけないのです。
引用元:一般社団法人 日本人材派遣協会より引用
これは、今私が所属する派遣会社にも聞いたのですが、派遣先の中には、中途採用のように「事前面接」をして派遣者を決定しても良いと勘違いしている人もいるそうです。
なので、基本的には経歴や職歴を見て派遣者を判断しているので、「面接」で合否を判断するのはいけない旨を伝えていくようです。
前に所属した派遣会社では、顔合わせをした後に不採用になったこともあります…。理由は、私が求めている仕事内容と、派遣先がしてほしい仕事内容に相違があったという説明でした。この法律を知らなかったので違法行為では?と思ったのですが…。
調べてみると、下記のようなケースでは違法にならないようです。
事業所訪問の実施後、派遣労働に至らない場合は以下のケースです。
引用元:一般社団法人 日本人材派遣協会より引用
・派遣スタッフが希望しなかった場合
・派遣元が派遣スタッフに業務遂行能力が要求基準に達しないと判断した場合
・派遣元が派遣スタッフに職場環境が適合しないと判断した場合
注:派遣先の意向(明示・黙示にかかわらず)での派遣中止はできません。
つまり、派遣先が判断したのではなく、派遣元が判断した場合と本人が希望しなかった場合に派遣労働に至らなかったケースとなります。
もし就業しても、双方が求める仕事内容が違っていたら不幸ですよね。今は派遣されずに良かったと思うのですが、当時の派遣会社の担当コーディネーターが、まったく知識不足でこのような説明がなく、顔合わせ中もただボーっと隣に座っているだけだったので、モヤモヤが残りました。(あなた、しっかり仕事してよ…!)
何度も言いますが、こういった経験から派遣会社の選定はしっかりしたほうが良いですよ!見比べるためにも複数登録して、自分が信頼できる担当さんに出会ってください。
6.就業開始
顔合わせ後に合否の連絡がくるタイミングは、たいてい3営業日以内が多いようです。
遅くても一週間以内には連絡が来ます。落ち着いて結果を待ちましょう。
私の場合、今派遣されている派遣先の合否連絡は、顔合わせの翌日にきました。
いかがでしたか?派遣社員として働くまでの簡単な流れです。登録までしてしまえば、応募から仕事開始までスムーズに進むと思います。
パートと派遣の求人方法から採用までの違い
最後に、パートと派遣と働くまでの流れで違いがあるか比べてみます。
パートは直接雇用になるため、応募から面接の日程調整、選考過程のやり取りは採用担当者とメールや電話を通じて自分で行います。仕事にブランクがあると、最初の応募は「失敗しないか」とハラハラすることもあるかもしれません。
派遣社員は、派遣コーディネーターとの面談はありますが、基本的には、働く条件面の提示とこれまでの職歴を伝える面談になります。仕事探しも自分で探す+派遣会社の担当コーディネーターの案件紹介で、効率的に探すことができます。
派遣社員は、派遣会社との雇用契約で、派遣先へ労働を提供するという立場なので、派遣先との顔合わせも担当コーディネーターが必ず立ち会います。
また、仕事開始の初日はドキドキしますよね。そんなときも、派遣コーディネーターが最初だけ付いて来るのでちょっと心強かったりします(笑)。
パートを希望している人も、派遣会社へ登録して、仕事探しや対面の面談の場数を増やしておいて早く慣れるために活用するのも手かもしれません。