派遣社員のメリットとデメリット

希望を叶えた求職方法

派遣社員で働くのが初めてだと、メリット・デメリットについて知りたいと思いますよね。そこで、一般的に派遣社員で働くメリット・デメリットについて調べました。

また、私は派遣社員になって丸2年が経過しましたので、実際にメリットだと思う点、デメリットだと思う点、2年同じ部署で働いた感想についても実体験を踏まえご紹介したいと思います! 良かったら参考にしてみてくださいね。

派遣社員のメリットは?

ここでは、派遣社員の働き方で、一般的に言われるメリットについてご紹介していきます。

そもそも派遣社員とは、人材派遣会社(派遣元)で雇用契約を結び、他の企業(派遣先)に派遣される社員のこと。なので、派遣先の社員ではなく、派遣元との契約になっています。

参照:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/var/rev0/0147/3856/2016421135419.pdf

上記は、厚労省の東京労働局のHPより抜粋しました。

派遣元へまず登録する必要があり、登録したうえで求人に応募する流れです。派遣社員として働く際には押さえておきましょう。さて、子育てしながら働く主婦にとっては、派遣社員を選ぶポイントとしては、下記の2点が一番のメリットかと思います。

1.ライフスタイルに合わせて仕事を選べる
2.これまでのキャリアを活かすことができる

子持ちママにとっては、働く条件が自分に合っているかは重要ですよね。派遣社員なら、勤務地、勤務時間、勤務期間などの条件を、事前にしっかり選んで仕事を選ぶことができます。

また、求人の勤務時間欄の説明文に「時短希望の場合はご相談ください」と書かれている場合もあります。例えば、18時まで勤務を17時まで、という具合に調整してもらうことも可能なので、応募時に相談してみるのも手です。

2.これまでのキャリアを活かすことができる

派遣の求人では、お仕事紹介時に、派遣元のコーディネーターから、業務内容を詳しく知ることができます。求人票では、分かりづらい業務もコーディネータから直接、補足説明を受けることで、仕事内容が具体的にイメージしやすいと思います。これまでの自分のキャリアと照らし合わせて、築いたキャリアを活かした仕事内容を選ぶことが可能です。

派遣社員のデメリット

次に、派遣社員のデメリットについてご紹介します。パッと思いつく派遣社員のイメージでは、「雇用が不安定」と思われる方も多いと思います。実際に、下記のような点が、デメリットの上位として挙げられます。

1.雇用が不安定

常用型派遣ではない限り、1カ所の派遣先で最長3年までしか働けず、派遣切りに合う可能性もある。一般的に、3か月単位での更新が多い。

(私の契約更新頻度も、3か月単位です)

2.収入が不安定

月給制ではなく時給制なので、長期休みなどがある月は収入が減ってしまう。また、雇用が終了して次の派遣先が決まらないとその間の収入がない。

(私の場合は、繁忙期があり残業した月は給与が多いです。閑散期および1月や2月は、勤務日数も少ないため給与も少なめです。なので、少ない給与でやりくりできる家計プランを考えてやりくりしています)

3.正社員のような定期昇給がない

長年勤めていても定期的な昇給がない場合がほとんど。正社員のように役職がついていくこともない。

(2023年は「賃上げ」というワードを良く耳にしますが、非正規社員では該当しないのか、ベースアップは叶いませんでした。今年の4月からの時給もこれまで通りでした)

4.裁量の大きな仕事を任せてもらえない

契約で業務内容の範囲が定められているので、契約外の業務はできない。業務範囲が限定的なので、難易度の高い仕事に携わる機会はほとんどなく、成長したい人にとっては業務内容に物足りなさを感じる場合もある。

(当たり前の話ですが、最終的に責任が取れる社員ではなく、あくまで派遣先に出向している身です。基本は、社員の方から指示があった仕事をミスなく、スピーディにこなす能力が求められていると思います。企画や開発などのいわゆる上流の仕事ではないので、「やりがい」「物足りなさ」を感じる場合もあるかもしれません)

ざっとデメリットを挙げると4つありました(メリットが2つなのに、デメリットのほうが多い…?汗)

上記のような悩みの中でも一番のデメリットは「雇用が不安定である」ということかと思います。私も、自分が派遣社員をやる前は「派遣のお仕事をしている」と聞くと、「雇用が不安定だけど生活は大丈夫なのかな…?」と思っていました。

でも、実際に自分が働き始めてみると、「雇用の不安定」ということよりも、仕事内容、労働環境などの「条件面」の高さが自分にとっては一番大切にしたいことがだったので、とても満足しています。

ここで、少し「派遣法」について説明します。派遣=不安定と言われる、理由を法律から考えてみました。

●派遣法とは?

2021年に改正になった派遣法。正式名称を「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」といいます。

うっ…この時点で名称長すぎて、どんな法律なのか理解したくなくなりますよね。

簡単に伝えると「派遣法」は、派遣労働者の保護のための法律です。

2020年に、「同一労働統一賃金」という、正規社員と非正規社員の賃金格差をなくすことを目的とする制度が施行されました。

厚生労働省のWEBサイトに、労働法派遣法の改正について書かれています。詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。(参考:
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/01.html

●派遣社員で働く注意点

派遣法の中に、3年ルールというものがあります。基本的に派遣社員は「同じ事業所で3年超えて働くことはできない」と定められています。事業所単位と個人単位のルールがあります。

① 同一の事業所、同部署における派遣社員の受け入れは、最大で3年。例えば、派遣社員Aさんが1年働き、その後に派遣会社Bさんが2年働いたら、計3年になります。これが、「事業所単位の期間制限」となります。(ただし派遣先の過半数労働組合に対して意見聴取を行うことで期間を延長することは可能)。

② 派遣社員が同じ事業所、同部署で働けるのは最大3年です。3年たったら、派遣先の部署を移動するか、ほかの派遣先を探すことになります。これが、「個人単位の期間制限」となります。

●最大3年のカウント方法は?
3年ルールでは「抵触日」があります。派遣社員が働き続ける期間を超えて最初に来る日が「抵触日」になります。抵触日は、受け入れた日の3年後になり、働ける日は一日前になります。
先ほどの①「事業所単位の期間制限」と②「個人単位の期間制限」で考えてみると以下のようになります。

① 同一の事業所に派遣社員を受け入れて3年経った日が抵触日です。つまり、2022年4月1日に受け入れ、その3年後2025年4月1日が抵触日となります。ただし、Aさんが2022年から1年、Bさんは、2023年から働いたとしても、2025年3月31日までしか働けないことになります。
② 個人が働き始めた期間から3年経った日が抵触日になります。つまり、2022年4月1日から働き始めたら、2025年3月31日まで働けるということになります。

実際に私もそうですが、「派遣社員労働契約書」というものを、派遣元と3か月に1回交わしています。そこに、「派遣先の事業所における期間制限に抵触する最初の日」「組織単位における期間制限に抵触する最初の日」というのが明記されています。不明な方は、派遣元に聞いてみると教えてくれると思います。

デメリットの一つとして挙げられると思いますが、この3年ルールが「雇用の不安」に当たると思います。

では、3年ルール適用後は、どうしたらよいでしょうか?派遣社員として続けたい場合として考えてみます。3つあります。

  1. 派遣先企業を変えて就業
  2. 同一の会社で部署異動
  3. 派遣先企業に直接雇用してもらう

・派遣先企業を変えて就業

一般的なのは、別の派遣先を派遣元に紹介してもらい就業すること。派遣元に言えば希望条件になった次の求人を探してもらえ、受け入れが可能だったら、職場は変わりますが、離職期間はありません。

・同一の会社で部署異動

大手企業の場合は、3年経ったら別の部署へ異動させてくれる場合もあります。仕事内容は変わる可能性がありますが、職場はそのままなので、負担も少ないかもしれません。

・派遣先企業に直接雇用してもらう

派遣の中でも、決まった試用期間が終わったら正社員など直接雇用契約を結ぶ、「紹介予定派遣」もあります。こういった場合、派遣で会社の雰囲気や実際の仕事内容を把握できたうえで、社員になれるのは、メリットですよね。

派遣社員3年目の私が、実際に感じたメリット・デメリット

派遣社員になって3年目になりました。実際に派遣社員で働いてみて感じたメリット・デメリットをお伝えします。あくまでも個人ベースの考え方ですが、誰かの参考になれば幸いです。

派遣社員3年目の私が感じる良い点

  • 人間関係

人間関係は良好だと思います。立場が上だから「雑用や命令ばかりなのかな」とか「名前ではなく派遣さんと呼ばれるのかな…」と僻みっぽい感情を持っていましたが、それは取り越し苦労でした。今の部署の社員さん達は気遣いや配慮をしてくれる方が多いので、とても有難いです。分からないことや些細なことも聞きやすい雰囲気の方もいらっしゃいます。

  • 業務量

これは個人的には、業務量というか、仕事に対する頭の使い方という部分が大きいかもしれません。社員さんの仕事は、WEB制作の編集という仕事柄、サイトのディレクションという位置なので、企画からサイト設計、カメラマンやデザイナーのアサインなど、人と頭を使うことが多いです。頼まれている派遣の仕事内容は、社員さんから指示を受けたチェックや、各種の調整などになるので、基本頭を使う事よりも、指示通りにミスなくスピーディに仕事をこなす力が問われると思います。

子どもがいると、ただでさえ保育園の行事やお便りのチェック、さらに子どものお世話や家事、家での雑務などなど家でのタスクだけでも、頭のメモリーがパンパンです(私の容量が極端に小さいという点もありますが…)。自分の許容量を把握できればキャパオーバーせずに、自分に与えられた仕事にフルコミットするのも苦にならないと思います。

  • 勤務時間

私の勤務時間は9時から17時です。正社員の方では育児中だと時短勤務が認められていて、16時30分就業など、もっと早い退勤の方もいらっしゃると思います。ただ、お子さんが小学生に上がったら通常の勤務時間に戻ったり、また時短で働いていても、タスクの多さから就業時間内に終わらずに、家で持ち帰り仕事をする方もいらっしゃいます。派遣先の社員さんから聞いた話では、時短ママでもクリエイティブを作るという仕事柄なのか、仕事が根っから好きだからか、子どもが寝た夜中に仕事をしている方も結構いるそうです。

その点派遣社員は、子どもが小学生に上がっても契約時間は変わりませんし、初めに契約条件を決めたうえで働いているので時間が来たら退勤できます。雇用形態が違うので、後ろめたさを感じずに退勤しています。

派遣社員3年目の私が感じる悪い点

・蚊帳の外

やはり、雇用形態が違うので、蚊帳の外に感じることは多くあります。社員だけで会議や社員だけのチャット、ランチ会というのもあり、社員は事前から知っている情報も、直前に情報が降ってくるという場合もあります。逆に一人で気楽だと感じる方や、臨機応変に対応できる方、一人で何でもできるから気にしないという方には、向いていると思います。

・仕事の見通しが立てづらい

基本的には、指示命令に沿った業務をこなすのが派遣社員の役割です。分かる内容でも勝手に一人で意思決定して、仕事を進めることはできません。忙しい社員さんでレスも遅い場合は、許可を受けないと仕事を勧められないため業務が滞る場合もあります。今日はここまで終わらせたいのに返事がなかなか来ない…という場合は、やきもきする場合もあります。

それでもメリットが多い!と感じます

デメリットに目を向けると「無理だな」と思う方もいらっしゃると思いますが、私にとっては、メリットが多いです。仕事はしたいけど、家庭との両立が不安という方は、仕事のやりがいよりも自分が決めた優先順を大事すると良いのではないかと思います。私の場合は、おもしろそうな仕事よりも、自分が出来て求められている仕事内容を選んで応募しました。そして一番大切にしたかった、「今の子どもと家族と過ごす時間」のために、勤務時間は譲れませんでした。

また、これは、今の派遣先が大手企業なので、大手企業の特性もあるかもしれません。中小企業しか社員経験が無い私は、パワハラ的な上司にいる率が高い、仕事が多忙すぎて社員仲もギスギスしてしまう、無駄な会議が多い、という残念な現場も経験があります。

その点、大手企業のスケール、社会に与える存在意義は大きいため優秀な人材が集まっていて、そういう方達と関われるのは、大きなメリットだと思います。実際に、物事を多面的に見たり、好奇心旺盛な賢い方が多いです。へー!と感じるためになる話や会話の組み立て方が面白い人もいて、勉強になります。

派遣社員のメリットとデメリットを把握してうまく活用しよう!

派遣社員のメリットとデメリットをあげてみましたが、皆さんはどのようなお考えを持ちましたか?

自分のライフスタイルによって、合う、合わないがあると思いますので、選択肢の一つとして考えてみてください!

私の場合は、倒産が目前!とにかく仕事どうしよう…と不安になっているときに、次の仕事先として選んだ形態が、「派遣社員」という選択でした。

こちらのプロフィール欄でも、私の過去を書いていますが、2020年まで働いて企業では、週3日の契約社員として働いていました。もちろん、直接雇用です。

コロナ禍で業績悪化となり、他の企業に買収されることになりましたが、「買収先の企業でそのまま働けます」と社長から聞いていたので、少し安心していました。会社はなくなりますが、雇用は継続されるんだと思っていました。

しかし、買収先の企業になるということは、その会社の文化を引ぎ継ぐという事なので、同様の労働条件は働けないことが分かりました。私の場合は、週3日7時間労働でしたが、パート・アルバイト、契約社員でも週5勤務、8時間労働が基本という条件、さらに出社がマストでした。

新しい勤務地までは電車で片道1時間30分、通勤だけでも往復3時間かかり、さらに未就学児の子持ちでは、とても働ける条件ではありません。

ある日、倒産が決まって、新しい会社に買収さえる発表がありました。そこで、社員含からパートまでメンバー全員、社長と取締役と3名で面談の期間が設けられました。退職したいか次の会社へ行きたいか、意思を聞かせてほしいという趣旨の話だったのに、社長から「本来リモートワーク認めてないのに、yukitaさんだけ緊急事態宣言があけても妊娠を理由にリモート継続したことを私は良しと思っていない」と言われ、退職勧奨ととれる言葉がありました。

妊娠5か月、これから出産も控えている、上の子の保育園問題もある、妊娠中でこれから仕事を探すのは無理だと思ったので、相手の要求を呑むような提案をしました。

「新しい会社へ移行したら、これまでの経験を活かして今よりも業務にコミットできるように体制を整えて(実家や夫の協力、使える行政サービスなど使いながら、勤務時間を確保する)、働き続けたい」という意思を強く伝えました。

「先方にも伝えておきます」とだけ言われ、面談は終了。

面談が終わったとたん、ドッと疲れました。

表向きに言ってることと全然違うんやんけーーーーー!!!

もう怒りやら悔しさやら、今後どうすればいいのか不安や焦りなど、いろんな感情が胸の中をぐるぐる渦巻いていました。

そして冷静になって考えると

このまま、こんな会社にしがみつく意味はあるのか?

自分が妊娠中で求職活動がうまくできないからって、しぶしぶ悪い条件を飲んでいないか?
こんな冷徹な人(社長)にこんなふうに言われて悔しくないのか?

自分では整理できないこのモヤモヤした気持ち。まずは信頼できる人へ話を聞いてもらって、物事を整理し、どう行動したらいいかを考えるために、直属の上司に相談してみました。コロナ禍でリモートワークの変更を社長へ掛け合い、実現してくれた方です。この方がいなければ、妊娠中のつわりで満員電車に乗る大変さや、当時2020年のコロナ感染拡大が出始めで、妊婦が未知の感染症に対する恐怖などをしっかり受け止め、慮って会社に掛け合ってくれなければ、もしかしたらすでに退職していたかもしれません。

社内のチャットで呼びかけると、すぐに「お昼に時間取りますよ!」と言ってくださいました。
話を真摯に聞いてくれて、言われたことがとても腑に落ちて、これからの選択肢を決める指針になりました。簡単にまとめると

・買収した企業の企業文化には、勤務を続けたいなら合わせる必要がある
・買収した企業での勤務体系や労働環境、企業文化は、実際に厳しいというのは聞いている。一個人の人の意見は組織的に聞き入れたり、特別や例外はないと思う
・これまでやっていた仕事だけではなく、命令にあった別の仕事をすることになると思う
・ノウハウをその企業へ引き継いだら、基本的にはその会社の人材で回せるのでうちの人材は必要ない。属人的な(その人しかやっていない)業務ならば、企業は人材としてほしいと思う。ただ、ノウハウの引き続き、やり方の引継ぎが完了したら、その人もぶっちゃけ必要ではなくなる。
・そしてまだオフレコですが、僕も退職します(以前から転職考えて転職先が決まっていて、社長の受理も済んでいました)。

こういった方に出会えたことに感謝をしました。そして、話を聞いて、「うん、そうだよな」と心から思いました。そして、自分はなんて甘いんだろうと気づきました。とても有難かったです。

会社が自分の生活を良くしてくれるはずはなくて、今の環境を守ってくれるわけでもなくて、妊婦だからとか関係なくて、ただ企業は会社の成長や売上を伸ばすために必要な人材を雇って、その対価として給与を支払う。

だから、企業の方針や文化や考え方、働き方に賛同できなかったら、自分が辞めるしかないんです。当たり前の話だけど、労働者の権利というか主張をしたところで、居場所も得られずに、何のために働いているのかわからなくなります。

今の時代、正社員だからずっと安心だというわけではなく、会社で活躍し評価され認められれなければ、居心地も悪くなる、リストラ対象になる可能性もあります。大手企業だからって、会社倒産の可能性もゼロではないと思います。

だからこそ、自分でどうするか決めて、どこに行っても働けるように、スキルをつけて装備しておくなり、準備しておくって大事だと思いました。

これからの自分のキャリアの在り方は自分次第

最後に、勝手に語ります。前置きになりますが、もし不快に感じた方は、ごめんなさい。。。個人的な意見なんて聞きたくない!と思う方、この部分、スルーしてください。

「これからの自分のキャリアの在り方は自分次第」です。また、これからの日本は、人口減少、少子高齢化が進むのが分かっているので、税負担はますます増えていき、格差社会ももっと広がると言われています。

たとえ、パートを10年やっていたからといって、時給アップは数百円、むしろ数十円ということも少なくありません。上司に賃上げを要求しても、「他の人もこれくらいだから」「むしろ時給上がっていないパートさんのほうが多いよ」とか言われて、若い人が入ってその時給で同じように仕事をこなしていたら、そちらの若い人の方が大事にされます。

だからこそ、自分でどうするか決めて、どこに行っても働けるようにしておくって大事だと思いました。40代なら、なおさらではないかと思います。まだまだ若いです!だけど体力の衰えは、正直感じます。

私は、コロナ禍で失業を経験したので、雇用形態はまったく関係ないと思えました。自分の能力やスキル次第で、これからどうやって道を切り開いていくか?が大事になんだと思い知りました。

今の時代、どんな雇用形態であろうと、一つの会社に依存するよりも、副業をして、収入減を複数に増やしておいたほうが、何か起こった時に、心の安定にもつながるのではないかと思います。

私は、派遣社員という働き方を選びましたが、一番伝えたいことは「派遣社員+副業」をおすすめしたいんです。

今は、正社員でも副業OKというところが多いと思います。ただ、「複業はOKだけれども報告をしてください」という企業もあると聞きます。また、正社員でフルコミットされている方は、時間を割けないという方もいるのではないでしょうか?

実際、友達の話を聞くと、「OKなんだけど報告しなければいけないから、なんかめんどくさくて…副業はあきらめた」とか「報告してみたけれど、あまりいい顔はされなかった」と言っていました。

それならば、派遣社員のように、そもそも副業OKと認められているところで働くほうが気が楽なのでは?とも思います。

自分がやってみたかったこと、好きなこと、得意なこと、何かあればそれをビジネスにするのもいいのではないかと思います。

何でもいいので、副業の選択肢も、持ってみてください。月に数百円でも、数千円でも、売上がなくても、やり続けることで、いつか芽がでて花開くことだってあると思います。自分が好きで得意なことなら、きっと苦ではなく続けられると思います。

私もまだいろいろ模索中でが、文章を書くことが好きなのでライターを続けています(金額的には、お小遣いにしかなっていませんが…)。

派遣社員は雇用が不安定です。最長3年だし、更新頻度は3か月ごとだし、クビという更新無しもいつでもあり得ます。それは分かったうえで選択しました。でも、スキルアップを目指して、色々挑戦してみているからこそ、次の仕事につながる種を探し続けられると思います。

変な表現かもしれませんが、いつも危機感を持っているからこそ、このままお金さえもらって続けようというスタンスではなく、少しでもスキルアップできるようにどうやっていこうか?を目指しています。

「派遣社員+副業」をおすすめしたい人は、「パートしか働き口がないと思い込んでいる子育て中の主婦」の方に向けて伝えたいです。

私の友人達の会話でこんな話がありました。

1人の子が、パート先を辞めようか悩んでいました。理由は、人間関係です。真面目に働いている人と、さぼっている人の差が激しいそうです。さぼっている人の分の仕事を友人含め数人で手伝ったり、引き受けているけれど、時給は変わらず。でも判断する社員の人は現場の状況を伝えても把握してくれない。こんな状況でした。

その話を聞いていた別の友人が、「じゃあ、職場の様子をAI監視カメラつけて見てもらえばいいんじゃない?」って話が盛り上がったことがありました。

それって、ゾッとしませんか? 人間の労働状況を、機械が監視するって…そんな将来イヤですよね。
もちろんその場の冗談です。ただ、自分がその労働力の立場だったら悲しくなりました。そして、時給に大差がついていたらまだ我慢できるけど、時給は同じ。むしろその人のほうが長くいる分、ちょっとは時給高いと思うって言っていました。

一時期、「10年後、AIにとってかわられる仕事」とネットニュースをにぎわしたことがありました。労働力がAIにとってかわられるので、必然的に、私たちの仕事が無くなってしまいます。

だからこそ、スキルを磨いて、AIにとって代わられない技能をつけなければならないと思います。

私は、配偶者がいる主婦だからこそ、強みもあると思っています。もし派遣切りに合っても、配偶者に助けてもらいながら、また次の仕事を探せばいいと思います。派遣社員で時間内で働いて、経験を積んだり、資格を取ったり、スキルアップにチャレンジしてみてもいいのではないかなと思います。

主婦の方のお話を聞くと、「子育ての合間でほんの数時間の勤務だけしたい」「時給が安くても、家から近くて休みやすい仕事がいい」「扶養内で自分のおこづかい稼ぎでいい」と思っている人なら、パート向きだと思います。

でも、中には「挑戦してみたいけど、子育てで仕事のブランクが長くてしっかり働けるか不安」「自分には能力なんてないと端からあきらめている」「子育ても落ち着いたからもっと高時給で、長めに働きたい」など、仕事に前向きで、スキルアップややりたいことに挑戦したいと考えている人もいると思います。

まずはチャレンジしてみてください。実際にやってみないと、自分に合う仕事か分かりませんし、仕事への意識が変わってくれば、やりたいことや挑戦したいことも明確になってくると思います。

もしパートでチャレンジしてみても、同じ仕事内容で派遣という求人もあります。時給が全然違うと思います。構造上、派遣元がマージンの取り分があるので、時給設定が高めの傾向にあります。

なので、今の状況に落胆しないで、変化を恐れないで、今初めの一歩を踏み出してほしいと思います。

「今が一番若い」よく聞かれる言葉ですが、本当にそうだと思います。私は一般的に中年と言われる40代ですが、今日この瞬間が一番若いんですよね。10年後、後悔しないために、目標があるなら今できることを始めてみてください。

かつて、やってみたいことに挑戦する一歩が出せなくてウジウジしていると、「どんどん背中押しますよ!」と言われたことがありました。ちょっとだけ、勇気がでました。

なので、私もどんどん背中を押したいです。おせっかいだと思います。でも10年後、AIに労働力を監視されながら働きたいですか? そんな働き方をしなくても、自分が得意なことを深めて、強みを持てば、きっと楽しんで働けると思っています。自分が好きなことで稼げたら、それだけで人生充実すると思います。

・やりたいことで働ける(プロになる)
・お金を稼ぐ(自分が満足する額がもらえる)

主婦だと、子育てや家族のことがあって、自分の事だけ考えられないという方も多いと思います。でも、「仕事」を軸にして考えると、仕事において上の2つが叶えられれば、それだけで満足度の高い人生が送れると個人的には思っています。

このサイトでは、私が派遣社員でやりたいことと、優先したいこと(子ども達、家族との時間を持つ)が叶ったので、派遣社員を勧めていますが、パートでも派遣でも正社員でも、個人事業主でも、雇用形態は本来は関係ありません。個人の価値観の問題です。

私も模索中ですが、自分の強みを磨いてプロになるべく、試行錯誤中です。そのために、たくさん経験を積んで、勉強して、自己成長した結果、「失業なんて怖くない。どこに行っても大丈夫」のメンタルを手に入れたいと思っています。

もし、次の派遣先が見つからなくても、今のところでスキルアップして、また仕事を探すモチベーションや挑戦できる自分ならそれでいいと思います。もしかしたら、40代子持ち主婦ですが、個人事業主や起業に挑戦できる可能性はゼロではないとも考えます。今後の人生、とても楽しみです! だから、めげずに一緒に頑張りませんか? 背中、どんどん押しますよ!

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