メンタル不安問題

仕事を辞めて困ったこと

失業した場合、大なり小なり気持ちが沈みますよね。私も失業したとき、とても落ち込みました。

「次の仕事が見つからなかったらどうしよう」「そもそも40代子持ちで働ける仕事なんてあるのかな」「生活費のお金は足りるかな」「子どもの保育園は退園させられないかな」

いろんな悩みが、常に頭をグルグル回っていました。しかも退職した時は、下の子の妊娠中。気持ちもナーバスになって自分を追い込んでしまいました…。

そんな経験から、どうやってメンタル不安と向き合い、解決したかについて実体験をもとにまとめています。良かったら参考にしてみてください。

今の気持ちを紙に書き出して、自分の悩みを客観的に見てよう!

メンタルが落ち込んだ時は、まず自分を知ることから始めるといいと思います。自分が何に対して悩んでいるのか、どこにモヤモヤしているのか、思いつくままに紙に書き出してみましょう。本当にこれはやったほうが良いです!

頭や心の中にあるモヤモヤしているものを、全部紙に書き出すイメージです。とにかく何でもいいから思いついたことを片っ端から吐き出していきます。ムカつく!とか、ツラくて悲しい…とか、正直な気持ちを書いてみてください。

大丈夫です! 誰も見ていませんので、思いつくままに書いてみてくださいね。

そして、書き出したら、一呼吸いれましょう。私の場合はA4用紙3枚分になりました(笑)。私のおすすめは、気持ちをクールダウンするために一度席を立ってコーヒー(自分が好きな飲み物)を淹れました。

書き出した紙を見てみると、私は下記のような気持ちになっているようでした。

書き出してみると、私は下記のような気持ちになっていました。

  • お金や将来への漠然とした不安
  • 退職せざるを得なかったことに対する不甲斐ないイラ立ち
  • 退職勧奨をしてきた社長に対しての怒り
  • 家族に対しての申し訳なさ
  • 妊娠中とコロナ禍の出来事でダブルパンチという自分の運のなさ
  • 今、退職してよかったのか?という後悔

すると、自分は今こういう気持ちなんだなと、言語化しながら理解できます。そのうえで、自分のメンターになった気持ちで「そうか、こういうところに傷ついているんだね」とか「家族のことを考えていて優しいね」とか、弱っている自分に寄り添う言葉をかけてあげてくださいね(笑)。

今の自分の感情を整理したら、その気持ちを解消するためにどうしたらいいか? とアクションプランを考えます。

不安!ムカつく!イライラする!悲しい…といった感情を、仕分けしてみてください。不安と思っている要素に〇をつけてみると、解決するアクションプランが思いつきます

不安要素を拾い出して、次のアクションプランを立てる

感情面を取り除いて、不安に思っている要素を拾い出してみると、下記のようなことが不安要素でした。

  • 仕事を始めるまでのお金はどうしたらいいのか?
  • 保活&上の子の保育園退園への問題はどうしたらいいか?
  • 出産してすぐには次の仕事が見つけられないのでは?
  • どうやって転職活動をすればよいか、条件が合うところで仕事を見つけられるのか?

私の悩みは、「お金」「子どもの保育園」「次の仕事の探し方」が比重を置いていることに気付きました。では、悩み解決のためにどうすればいいか? アクションプランを立ててみました。

お金の悩み

この悩みをもう少し掘り下げてみると、生活費の一部を負担していた私は、自分の給与がゼロになることで、生活費が足りなくなるのでは…?という不安に陥っていました。

失業手当も、出産してから働ける状況にならないと、申請が出来ません。一時的な生活費は、これまでの貯金から出すことにしました。この時分かったことですが、私は「お金が減る」ということに恐怖感を抱いていたんですよね。

これは必要経費で、無駄遣いではないと考え、10月の退職から翌年1月の失業手当申請をするまでの3カ月間(出産後ですぐ働けない期間)は貯金で賄いました。

自己都合の場合は、失業給付の待機期間は2カ月間あります。私は、特定事由による退職なので、待機期間は7日間でしたが、月収の3カ月分は最低限貯金しておこうと、この時思いました。

そして、失業給付金が80%出ること、90日受給できることが分かったので、3月末までには仕事を決めよう!と動き出しました。

詳しくは、こちらの記事で受給申請するまでの流れを書いていますので、気になる方は見てみてください。

子どもの保育園の悩み

保育園へ子どもを預けられていたから働けていた私は、失業したことによって保育園に預けられなくなるのかと大変悩みました。2歳になる上の子はこのまま在園できるのか? これから生まれる下の子の保活はどうすればいいのか? 2つの問題がありました

やったことは、とにかく保育園の制度を調べまくり、分からないことは窓口に電話して聞いたり、役所へ出向いて問い合わせしました。結果として、上の子は保育園にそのまま在園できましたし、保活にも成功しました。

詳しくは、「子どもの保育園問題~在園編~」と「子どもの保育園問題~保活編~」の記事で書いていますので、参考になさってみてください。

次の仕事の見つけ方への悩み

40歳過ぎて失業してしまうと、次の仕事は見つからないのでは? と不安を感じました。ましてや2人の子どもの育児と仕事を両立できる働き先はあるのか? と悩み続けました。

そこで、自分の条件が合うところでないと仕事はできないと割り切り、仕事探しの前に「譲れない条件」の洗い出しと「優先順位」を付けました。また、仕事に対する価値観も掘り下げて考えました

自分が大切にしたいこと、譲れない条件は何かを把握しないと、また同じようなことが起こって仕事で悩みを抱えてしまうと思います。自分の身に、「倒産」「退職勧奨を受けた」という出来事が起こって、仕事選びは妥協すると後悔するんだなと思いました。また、「仕事はいつまでもあると思うな」ということも肝に銘じました

そういったことを踏まえて、どうやって次の仕事を探したのか? 詳しくは、こちらの記事で書いていますので、ぜひチェックしてみてください。

問題の要素だけをとらえて、感情に振り回されないで!

月並みな言い方ですが、一人でいると、モンモンとウジウジとずっと不安な気持ちに悩まされます。

考えすぎると、夜寝れなくなってしまったり、お腹の赤ちゃんがたくさん動くのは私が考えすぎているせいで早く生まれてしまうのではないかと、勝手に関連付けていろんな心配をしていました。
本来なら、失業したことと赤ちゃんに対する心配は別物であるのに…。

でも、ママのメンタルが安定していないと、身体に不調が出てしまうこと、早産の可能性が出てくのは否定できません。

私が不安になっていたのは、「お金」「次の仕事の探し方」「保育園」の3つ。考えてみた結果、今すぐにやって解決できることは何もないことが分かりました。だから、出産して赤ちゃんのお世話をすることにまずは専念して大事にすること。そう決めました。

モヤモヤしている原因は、社長に対する怒りや、なぜ今なのか?という嘆き、退職という決断を下した自分への迷いや家族への後ろめたさなど、感情に支配されていました

自分への能力のなさへの怒りという部分もあります。何も妊婦に冷たい言葉を浴びせなくてもいいじゃん!と思ましたが、社長にとっては当たり前のことを言ったまでで、見通しが立たない人材を残していても仕方がないし、自分が会社にとって必要な人材ならこうならなかったと自分事として消化しました。だからこう考えることにしました。

  • 今できることが何もないなら、行動できるときまでにしっかり準備すること
  • 問題の本質は自分であるととらえ、自分が変われば未来は変わる

感情に支配されずに、事実だけ把握すると、すごくラクになりました。

人にも頼ってみる!私がやったもう一つのメンタル不安解消法

モヤモヤするときって、誰かに話を聞いてほしかったり、共感してほしかったりする時ではありませんか?

私もこのウツウツする気持ちを、誰かに聞いてほしくて仕方ありませんでした。

では誰に聞いてもらう? 友達? 親? こんな込み入った話をすると、心配されたり、内心笑われたりするんじゃないかと不安になり、身近な人には話せません。人選を間違えると、言うんじゃなかった…と、さらにモヤモヤする羽目になります

そこで、私がとった行動は、会ったこともない第三者へ相談することでした。

その当時、VOICYをよく聞いていて、プレゼンの神様である澤円さんのリスナーでした。心地よい口調で、ビジネスや思考法について理路整然と話している澤さん、優しくもズバッと言い切る感じが好きで聞いていました。そこで、思い切ってコメントを送ることにしました。

私が送った内容は、「妊娠中にコロナ禍で業績悪化になり、社長の退職勧奨ともとれる発言をうけて、退職を決めました。しかし、この先のことが不安でたまりません。退職すると決意したけれど、背中を押してくれませんか」と、人任せともとれる内容でした(笑)。

すると、なんとコメントを読んでくださって、アドバイスをくれました。

「背中どんどん押しますよ! そんな会社辞めて正解だと思いますよ。今、コロナ禍で同じように状況が180度変わってしまった人も多いと思います。そんな時は、誰かに「助けて!」と言ってください。誰かが手を差し伸べてくれます。そして、助けてもらった感謝を忘れずに、いつか誰かを助けてください」こんな内容だっと記憶しています。ギブ&テイクの話でした。

読まれたこともうれしかったのですが、勇気をくれるコメントに思わず涙がでました。この選択が間違ってなかったと、誰かに言ってほしいというか、自分自身が思いたかったんだと思います。

今思うと、あの時、退職を決断して大正解でした。なぜなら、興味がある仕事内容で、年収も条件以上、勤務時間も保育園のお迎えに間に合い、在宅ワークもできるなど、仕事に対しての希望が叶っているから。

今となっては、「あの時に会社がつぶれてくれてサンキュ―――!」と思えるほど。

現在が幸せなら、過去は成長するためのきっかけだったと思えます。今頑張ると、きっと未来で笑っている自分に出会えると思います。

なので、もしツラくて、凹んで、悲しくて、イライラして、ツイてないなと、悔しい思いをしていても大丈夫です。絶対笑える日が来ますから。私がそうでした!

自分がやりたい仕事にも出会えたし、40代の子持ちでも仕事が見つかります。今度は、私が皆さんの背中を押します! 

「今、仕事つらいんですか? 次の仕事、探してみませんか?」大丈夫です。一緒に頑張りましょう!

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