派遣社員について気になっているけど、「そもそも40代、初めての派遣でも大丈夫なの?」と疑問に思っている方へ向けて、気になるポイントについてまとめました。
今扶養内パートで働いている方は、2025年に社会保険の扶養範囲が適用拡大されるそうです…! つまり今のままじゃ手取りが減ってもしまう可能性も…!
子どもに手がかかる時期は、働く時間は限られますよね? なので短い時間で時給アップを目指していきましょう!
私は40代で初めて派遣登録し、年収300万円になりました。実体験を踏まえて、派遣登録する際の悩みや、派遣会社ヘは何社登録すれば良いか?など、派遣会社を登録する際のポイントについて紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
派遣という働き方は40代主婦と相性が良いと思う!
「そもそも40代、初めての派遣でも大丈夫? 紹介してくれる案件ってあるのかしら…?」そう思われる方も多いと思います。
実際、私が今の派遣会社に登録して派遣されたのは41歳の時。
結論、40代でも大丈夫でしたし、紹介してくれる案件もありました。
ここで、派遣に関する以下のデータを見つけましたので、アンケート結果を踏まえて紹介していきたいと思います。
参考資料・参考データ元
一般社団法人日本人材派遣協会…派遣で働いている方を対象に現在の働き方と処遇、これまでのキャリアと今後の希望するキャリアなどについて聞く『派遣社員WEBアンケート調査』を実施、分析レポートを発表
派遣の実態データの結果を見て、個人的にそうだな!と共感したポイントや、派遣という働き方は私のような40代子持ち主婦と派遣社員の相性は良い!と思う理由を解説したいと思います。
まずは、「派遣の実態」に興味ある方はぜひ覗いてみてくださいね!
派遣労働者の平均年齢は 44.3 歳!
データ引用元:厚生労働省「令和4年派遣労働者実態調査の概況」をもとに自作でグラフを作成
厚生労働省が発表している「令和4年の派遣労働者実態調査の概況」データをみるとアンケ―トによると、平均年齢は44.3歳でした。総数をみると、30代、30代、50代が20%台と割合的に高く、中でも女性の40代は36.5%と一番高く、派遣社員として活躍しているのが分かります。
つまり、年齢をネックに考えている方は、40代でも全然大丈夫だ!ということが分かると思います。
派遣社員は女性が圧倒的に多い!
データ引用元:「一般社団法人 日本人材派遣協会」が調査した「派遣社員WEBアンケート調査」をもとに自作でグラフ作成https://www.jassa.or.jp/know/library/questionnaire/
一般社団法人日本人材派遣協会では、派遣社員の実態や本音を明らかにする「派遣社員WEBアンケート調査」を実施した結果によると、アンケートに回答した人の性別の9割がなんと女性とのこと! アンケート回答者の割合ですが、母数を考えても派遣社員として働いているのは女性が圧倒的に多いことが分かります。
子育て中で、派遣社員として働いている人は46.8%
データ引用元:「一般社団法人 日本人材派遣協会」が調査した「派遣社員WEBアンケート調査」をもとに自作でグラフ作成https://www.jassa.or.jp/know/library/questionnaire/
アンケートによると、全体的に子どもをもって働いている派遣社員は46.8%。子どもの年齢別を見てみると、子どもが中学生以上の人が34.1%と最多ですが、私のような未就学児の子どもをもって働いている人も5.2%います。
つまり、約半数が子どもがいながら派遣社員として働いているのが分かりました。さらに子持ちの中でも、中学生以上の子持ちの割合が34.1%と高いので、子どもが中学生以上になると、「外へ働きに出やすい」のではないかと思いました。
派遣で働く理由の1位は「時間を選べる」から
データ引用元:「一般社団法人 日本人材派遣協会」が調査した「派遣社員WEBアンケート調査」をもとに自作でグラフ作成https://www.jassa.or.jp/know/library/questionnaire/
データ引用元:「一般社団法人 日本人材派遣協会」が調査した「派遣社員WEBアンケート調査」をもとに自作でグラフ作成https://www.jassa.or.jp/know/library/questionnaire/
データ引用元:「一般社団法人 日本人材派遣協会」が調査した「派遣社員WEBアンケート調査」をもとに自作でグラフ作成https://www.jassa.or.jp/know/library/questionnaire/
アンケ―トによると、40代・50代の派遣で働く理由上位5つは上記のとおりでした。トップ5を見ると私も同感です。とくに、トップ1「働く時間や時間帯を選べるため」、トップ4「やりたい職種や業務内容を選べるため」、トップ5「すぐに仕事に就けるため」は、私が働く条件希望で重視していた項目だったので「派遣」を選択しました。
さらに60歳以上の派遣で働く理由トップ5を見ると、興味深いと思いました。
データ引用元:「一般社団法人 日本人材派遣協会」が調査した「派遣社員WEBアンケート調査」をもとに自作でグラフ作成https://www.jassa.or.jp/know/library/questionnaire/
60歳以上になると、「これまでの職業経験を活かせるため」が40%を占めています。
40代だと、「やりたい」にフォーカスし、年を重ねるごとに「職業経験」がものを言ってくるのかなと思いました。つまり今、未経験でもやりたいことがあったり、挑戦してみたりするには40代派遣で経験を積むのは将来的にもいいのではないかと思いました。
派遣先は大企業が5割!
データ引用元:「一般社団法人 日本人材派遣協会」が調査した「派遣社員WEBアンケート調査」をもとに自作でグラフ作成https://www.jassa.or.jp/know/library/questionnaire/
アンケート結果によると、派遣先の会社規模は従業員数1000人以上の大規模が51.6%。100人~1000人未満の中規模が28.6%、100人未満の小規模が10.4%でした。大規模となると大手企業ともいえるので、派遣の求人には大企業の案件が多いのがわかります。
これは、あくまで個人的な意見ですが、私は独身時代の13年間、転職しながら正社員で働いた経験があり、どれも小規模の会社や中小企業でした。
派遣社員になってから「大企業」へ派遣され、組織の大きさや扱う案件の規模感、働く人の雰囲気、文化、意識面の違いを感じる部分もありました。もちろん一概に大企業だから良い、中小企業が悪いと言いたいのではなく、これまで大企業で働く経験が全くなかった私も、実際にオフィスに行ったり、就職難易度が高い就活戦線を勝ち残った社員の働きぶりを間近で見ることは、今後の働き方をさらに考える良い刺激になりました。
以上のアンケート結果を踏まえて、40代子持ち主婦の働き方と相性が良いと感じます。私の例を挙げてみるとこんな属性です。
- 40代
- 関東在住
- 未就学児2人の子持ち
- 働ける時間帯に制限がある、「時間」の優先順位が高い
- 勤務希望範囲が狭い(できればリモート日もあると良い)
- やりたい職種や業務内容が決まっている
- なるべく高時給で扶養を外れて稼ぎたい
もし、私と同じような境遇ならば、「派遣社員」を選択肢に入れても良いと思います!
上記のアンケート結果も分かる通り、30~50代の派遣で働く理由の第一位は「働く時間・時間帯をえらべるため」でした。子育て中の方も多い世代は、「時間」の優先順位が高いと思いますので、派遣社員の選択肢は大いにありです。
パートから派遣社員への転職方法のやり方
では、派遣社員で働くにはどうしたらよいのでしょうか?とお迷いの方へ、一般的な手順をご説明していきます。一般的に、パートから派遣への転職は比較的かんたんです!
1. 派遣会社への登録
派遣会社に登録することが第一歩です。派遣会社は、派遣先企業とあなたの間で仲介役として働きます。派遣会社には登録手続きがあり、面談や書類提出などが必要です。
2. スキルや経験のアピール
派遣会社の面談などで、自身のスキルや経験をアピールすることが重要です。派遣会社は、派遣先企業に対して、適切な派遣スタッフを提案する役割を果たしますので、自身の強みをしっかりと伝えましょう。
3. 派遣案件の紹介
派遣会社は、登録者の希望条件やスキルに基づいて、要望や通過率が高そうな適切な派遣案件を紹介してくれます。自身の希望に合った案件があれば、職種によって面接や試験などが行われることがあります。
4. 派遣先企業での就業
派遣会社の紹介を受けて、派遣先企業で働くことになります。派遣先企業での雇用形態や労働条件は、派遣契約に基づいて決定されます。 なお、派遣会社への登録や面談、派遣案件の紹介などは、地域や派遣会社によって異なる場合があります。自身の希望や条件に合わせて、複数の派遣会社に相談してみることをおすすめします。
パートから派遣への転職は、派遣会社との相性と、適切な案件の見つけ方が重要になってきます。自身のスキルや経験を的確にアピールし、派遣会社とのコミュニケーションを大切にすることで、派遣への転職を実現することができますよ。
派遣会社への登録が済んだら、派遣の求人をチェックしてみてくださいね。今のパートの時給、仕事内容と比べてみて、自分にとって好条件のほうを選択してみてくださいね! 合わなくても今が一番若い!で、スキルアップしたりチャレンジしてみてくださいね。
パートと派遣どのくらい時給が違う?
派遣には興味が出てきたけど、パートとどのくらい時給が違うの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね。データを調べてみました。
それぞれの働き方にメリット、デメリットもありますが、時給面で比べるとこんなに違いがあります。自分が今パートで働いている人は、近しい仕事内容で、派遣社員になるとだいたいいくらの時給が相場なのか、調べてみてくださいね。
調べ方としては、派遣求人ポータルサイトを使ってみてください。おすすめのサイトは、大手リクルートが運営しているリクナビ派遣です。希望勤務地と希望職種を入れるだけで、派遣の求人がカンタンに見つけられます。
派遣会社は複数登録したほうが良いの?
派遣求人に応募するためには、まずは派遣会社に登録しなければなりません。派遣会社はたくさんあります。どこを登録したほうがいいのか? 1社だけいいのか? と悩むと思います。私の経験から伝えると、派遣会社は1社登録するより、複数登録する方が断然良いです。
その理由は、下記のとおりです。
- 派遣会社によって、扱う求人が違うから
- 仕事に就きやすくなる
- 複数登録することで、自分との相性が良いコーディネータと出会える可能性が上がる
詳しく説明していきます。
理由1:派遣会社によって、扱う求人が違うから
派遣会社によって強みが変わってきます。20~30代向けの求人案件を多く扱っている派遣会社、エンジニアに特化した派遣会社、ママでも働ける時短案件を多く扱っている派遣会社など、さまざま。
例えば、自分がITエンジニアの仕事を希望していた場合、エンジニアに特化した派遣元に登録したほうがマッチング率が高くなりますよね。しかも、自分の技術・スキルレベルや希望する労働条件なども、特化求人を扱う派遣会社のほうがコーディネーターへの相談もしやすいです。
理由2:仕事に就きやすくなる
転職活動を例に挙げますが、転職しようと活動するときに、1社目に応募して、結果が出てから次の2社目に応募するという人は少ないですよね。書類選考で落とされてしまう場合もあるので、興味がある仕事は同時並行で応募するはずです。
派遣も一緒で、派遣会社に複数登録して、興味がある求人を見つけたらすぐに応募してみましょう。仕事に就きやすくなります。ただし、注意点もあるので、後述する注意点を確認してください。
理由3:自分との相性が良いコーディネーターと出会える可能性が上がる
派遣元に登録すると、コーディネーターさんがついてくれて、派遣先を紹介してくれます。私の場合は、面談を担当してくれた人が、そのまま担当になって案件を紹介してくれました。私の経験から声を大にして言いたのは、コーディネーターさんとの相性があるということです。
私の経験で話をしますと、A社とB社という2つの派遣会社で、書類選考から顔合わせまで行った案件がありました(どちらも別の求人です)。
A社の担当者は、若めの新人さんという雰囲気の男性で、ただ会社から言われたから面接についてきたという感じの方でした。実際に挨拶の段階から特に説明もなく、顔合わせ中も何のフォローもせずに、ただ隣に座ってメモを取っているだけでした…。
B社の担当者は、第一印象からしっかりした感じの女性でした。ファシリテーターとして、まずお互いの説明を軽く話したあとに、派遣先の担当者と私への質疑に入るという段取りをしてくれました。そして、懸念点だった勤務時間についても、「ここからは私から補足させていただきます」など、フォローや説明をしてくれて、見事に双方の進行役としてまとめてくれました。
皆さんなら、どちらの方(どちらの派遣会社)にお願いしたいですか?B社ではありませんか?結果としてもA社の案件は顔合わせで落ち、B社の案件は受かりました。
自分で派遣元を選ぶ比較材料にもなりますし、コーディネーターの当たり外れや相性はあるので、複数登録はしたほうが良いと思います。
派遣会社を複数登録しても問題ないのか?
1社よりも複数登録しようと思ったとき、そもそも複数登録しても問題ないか気になりますよね。
結論から言いますと、複数登録しても問題ありません!
求人応募するには、派遣会社へまず登録が必要になるのですが、派遣会社として登録しただけではまだ雇用関係になっていません。仕事紹介のチャンスが出来ただけです。派遣社員になりたい人では、複数登録が一般的なので、派遣会社のほうでも複数登録は当たり前にように考えています。遠慮せずに複数登録しましょう。
1人あたり平均4社の派遣会社へ登録しているそうです。しかも1社から一度に紹介される案件は4件と言われています。(参考元:やりたいことを仕事にするなら、派遣社員をやりなさい! [ 大崎玄長 ])
実際に私は、とにかく仕事をすぐに決めたかったので、気になった求人&派遣会社にはとにかく応募していまして、その数10社になっていました・・・。しかし、連絡や面談も複数になってきてしんどかったので、まずは3社。余力があれば5社程度の登録がおすすめです。
派遣会社を複数登録することで得られるメリットのまとめ
ここでは、派遣会社を複数登録することで得られるメリットをおさらいしましょう! 良かったら参考にしてみてくださいね。
・就業のチャンスが増える
1つの派遣会社からエントリーできるのは原則1つまで。複数派遣元に登録することで、同時進行で案件が進められるため効率的に就業のチャンスをつかめます。また、派遣会社が独自で持っている非公開求人というものもあるので、チャンスを広げるためにも派遣会社への複数登録がおすすめです。
・よりよい条件で仕事を見つけやすい
派遣会社によって時給が変わっていたり、交通費の支給がなかったりします。1社だけだと気づきませんが、2社以上登録しておくこと、比較することができます。条件の良い大手企業の案件は、特定の派遣会社しかと契約していない場合もあります。そういった点でも、複数登録して見比べてみましょう。
・自分に合った派遣会社を見つけられる
派遣会社によって、システム、サポート体制、担当コーディネータの育成度などが変わってきます。前述したように、私の経験から合う合わないは如実にあります。個人的には、合わない担当者の人や見当違いの求人を紹介してくる人に、せっかく自分で働いたマージン抜かれたくないなーと思います。しっかり役割を担ってくれる人(会社)とお付き合いしたいです。
複数登録したときに注意したいこと
派遣会社を複数登録することをおすすめしましたが、注意点もあります。ぜひ、押さえておいてください。
注意点は以下の通りです。
- 同時進行でエントリーが進んでいる場合は、派遣会社に伝えておく
- 1度引き受けた仕事をキャンセルしない
注意点について、詳しく説明していきます。
・同時進行でエントリーが進んでいる場合は、派遣会社に伝えておく
エントリーするときに、派遣会社によっては事前に聞かれる場合もあると思いますが、同時で進んでいる案件がある場合は、伝えておきましょう。仮に、2つ採用されても働けるのは1社だけ。後々のトラブル回避のためにも、伝えておきましょう。
・1度引き受けた仕事をむやみにキャンセルしない
仕事が決まって契約が済んだ後に、別のいい条件が見つかったとしてもキャンセルは辞めましょう。派遣元、派遣先に迷惑をかけるとともに、社会人としてのマナーも問われます。優先したい求人があるなら、事前に伝えておいて返事の期限を聞くなど、スケジュールを調整しましょう。
いかがでしたか?
注意点を踏まえて、派遣会社へは複数登録したほうが、多くのメリットを受けられると思います。また、複数登録しておくと、使っていない派遣会社があることに気付きます。あまり求人の紹介が得られなかったり、担当の相性がなんとなく合わなかったり、そういったところは、あとで解除すればよいでしょう。
まずは、複数登録する→使わないところは解除する、の流れで効率よく仕事探しを進めてみましょう。
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