子持ち主婦が家庭と両立できる働き方とは?2児の子持ちが派遣にしてよかった理由

希望を叶えた求職方法

子持ち主婦の方が、仕事を始めたいときに考えるのが「仕事はしたいけど、育児家事と仕事を両立できるか不安…」という悩み。

また、正社員で働いてきた方も、育休中に考えるのが「子育てで手一杯なのに、仕事も今まで通りしっかりできるのか心配…」という悩み。

どれも子持ち主婦のみなさんは共感する話だと思います。本当にそうですよね。分かります。

働いているママ、働きたいママの中で、「子育てと仕事の両立ができるか不安だ」という悩みは出てきて当たり前!

yukita
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実際に私も第一子を妊娠した時は、子どもを保育園へ預けて働きに出る!と息巻いていました。しかし、初めての子育ては想像以上に大変で、自分の思い通りにいかないことは当たり前。体力、時間、気力がみるみる無くなって求人検索すらできずに1日終了…なんてことも。

そこで今回は、子持ち主婦が家庭と両立できる働き方とは?についてデータを調べながら考えてみました。どんなことに気を付けて仕事を探せば良いか? 両立しやすい職場の条件は? 主婦に人気の働き方についてまとめています。

育休中の正社員の方も、今後の働き方のヒントになれば幸いです。

未就学児2人の子持ちである私は、最終的に「派遣社員」という働き方を選びましたが、その理由も紹介していますので、よかったら参考にしてみてくださいね。

子どもができて働き方を変えたママは、なんと○○%!

私が子ども時代の90年代では、共働きと専業主婦の世帯数割合は半々くらいでしたが、令和の現在では、夫婦共働き世帯がほとんどとなっています。割合的には、令和3年時点で共働き世帯が7割超えというデータがあります(参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000023043.html)。

共働きが当たり前でも、子どもができてから働き方を変えたという人はいないのでしょうか? 疑問に思ったので、子どもができてから働き方を変えた人のアンケートを探してきました。

株式会社キッズラインが運営するメディアに、子を持つ親552人に「これまでに子育てのことを考えて、母親(ご自身またはパートナー)が働き方を見直したことはありますか?」というアンケート結果をご紹介します。結果は以下の通りです。

「子育てのことを考えて、母親が働き方を見直したことがあるか?アンケート」割合
働き方を見直した65.4%
働き方を見直していない23.2%
その他(母親は働いていない、不在など)11.4%
引用元:子を持つ親552人に「これまでに子育てのことを考えて、母親(ご自身またはパートナー)が働き方を見直したことはありますか?」より

なんと、子育てのことを考えて働き方を変えたママは、65.4%という結果でした! 半数以上の方が、出産と育児をきっかけに「子育てと両立できる働き方」を選んでいることが分かります

子育て中ママたちは、働き方をどう見直したの?

さらに、具体的にはどのように働き方を見直したのか、アンケートを読み進めてみたところ、以下のような回答となっていました。

「ママは働き方をどう見直した?アンケート」割合
時短勤務を選んだ(パートタイムなど時間を短くした方を含む)41%
職場や仕事は変えていないが、仕事の量を減らした21.1%
育児がしやすい会社に転職した7.8%
仕事を辞めた(主婦になった)7.8%
リモート勤務に変更した4.2%
その他(フリーランスに転職した、起業した、副業をはじめた含む)16.4%
引用元:子を持つ親552人に「これまでに子育てのことを考えて、母親(ご自身またはパートナー)が働き方を見直したことはありますか?」より

このようなアンケート結果から、「子持ち主婦の働きやすい条件」が見えてきます。

  • 勤務時間が短い
  • 仕事量が自分のキャパを超えない
  • リモートワークや在宅勤務ができる

こんな条件だと、子持ち主婦でも働きやすいと言えるのではないでしょうか。

仕事をお持ちの方で今の職場で働きづらさを感じる方は、「育児がしやすい会社へ転職する」ことも視野に入れても良いかもしれません

子育てと仕事の両立は難しい?切実な働くママの声を紹介

それでは、働きながらの子育ては難しいのでしょうか? 働くママはどんなモヤモヤをかかえているのか、フルタイム、時短勤務もあわせたワーキングママの意見を紹介していきます。

WEBメディア「Biz Hits」の全国の働くママ644人を対象に「仕事と子育ての両立に関する意識調査」より、アンケート結果の一部を引用してご紹介します。

  • 病児保育施設を利用しているが、具合の悪い子どもを置いていくことに罪悪感を感じる(40代 フルタイム)
  • 残業になると子どもが寂しがり、メンタルが心配になるときがある(40代 時短勤務)
  • 仕事が忙しいと雰囲気で察して、勉強で分からないことや悩みがあっても言いにくいようです(40代 時短勤務)
  • 朝は子どもの世話、昼は仕事。帰宅するとすぐに子どもが帰ってくるので、子どもの世話をしているうちに夕飯の時間。5分以上座れるチャンスが1回もないまま就寝時間になると、くたくたになる(40代 時短勤務)
  • 残業で帰宅した後に、食事の支度など山盛りの家事をこなさなければならないので体力的にキツい(40代 フルタイム)
引用元:WEBメディア「Biz Hits」全国の働くママ644人を対象に「仕事と子育ての両立に関する意識調査」より一部引用

仕事後に家事と育児をこなすのは体力的にしんどいという意見子どもとの時間が取れないことに後ろめたさを感じる、という意見がありました。

これは仕事を持っているママなら、だれでも共感する意見だと思います。

仕事と育児の両立が難しくて仕事を辞めた理由、1位はコレだった!

妊娠中から元々仕事を持っていたママも、子どもを産んでから、仕事と育児の両立が難しいと感じて退職にいたってしまった方も多いんです。その理由について調べてみました。

厚生労働省のWEBサイトで見つけた「仕事と育児等の両立支援に関するアンケート調査報告書」が参考になったので紹介していこうと思います。グラフを抜粋しました。

引用元:厚生労働省委託事業 令和2年度 仕事と育児等の両立に関する実態把握のための調査研究事業 「仕事と育児等の両立支援に関するアンケート調査報告書」https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000791048.pdf p.34より抜粋

女性の働き方に注目してみてください。正社員と非正規社員の2つの雇用形態のアンケート結果が掲載されていましたので、それぞれ紹介していきますね。以下は、「仕事と育児の両立が難しいと感じて辞めた理由」を表にまとめてみました。

ランキング正社員ママ非正規社員ママ
1位自分の気力・体力がもたなそうだった(もたなかった)勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった

・自分の気力・体力がもたなそうだった(もたなかった)
2位勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった
3位・制度は整備されていたが、勤務先で短時間勤務制度や残業を免除する制度などの両立できる働き方の制度を利用できそうになかった(利用できなかった)

・夕方から夜間(18~21時)までの時間帯に勤務時間があった(交代制・シフト制などによるものも含む)
・勤務先に産前・産後休業や育児休業の制度が整備されていなかった

・保育所などの保育サービスが受けられそうもなかった(受けられなかった)

・配偶者・パートナーの協力が得られなかった(得られそうになかった)、配偶者・パートナーが辞めることを希望した

子育てと両立できず辞めた理由:正社員ママの場合

正社員ママの「仕事と育児の両立の難しさで辞めた理由」第1位は「自分の気力・体力がもたなそうだった(もたなかった)」からでした。割合は 59.3%と、半数以上です。

yukita
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30代後半で第一子を出産した私も、体力が続かない問題は大いに共感できます。ずっと抱っこ、おんぶ、寝不足、うーん体力的に厳しい…! 気力もそうで、何かを行おう!という意欲も出産後だんだん少なくなってきた時期も…。

第2位は、「勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった」が 33.3%、

第3位は2つ。「制度は整備されていたが、勤務先で短時間勤務制度や残業を免除する制度などの両立できる働き方の制度を利用できそうになかった(利用できなかった)」、「夕方から夜間(18~21時)までの時間帯に勤務時間があった(交代制・シフト制などによるものも含む)」が29.6%と、同率となっています。

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働いている職場環境で、応援・支援してくれる雰囲気がないと、仕事復帰するにも心が折れてしまいそうですね。そもそも時短勤務や残業免除制度があるのに利用できなそうという声は、職場環境の問題が大きいです。他にも、夕方の時間帯に勤務時間があるなどは、労働時間に関する悩みも大きいことが分かります。

子育てと両立できず辞めた理由:非正規社員ママの場合

非正社員ママの「子育てと両立できずに辞めた理由」第1位は2つ。「勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった」、「自分の気力・体力がもたなそうだった(もたなかった)」が同率 41.7%で、もっとも多い回答結果となっていました。

正社員の女性と同様に、気力・体力が持たないという自分の問題に加え、「勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった」というのは、非正規社員だから感じる理由という視点もあるかもしれません。

しかし「勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった」は、正社員でも2番目に多い回答なので、会社全体の社員教育含め、職場環境がまだ整っていないという証拠かもしません。

一方で、働いている人の立場から考えてみると、育児中の人が子どもの病気などで突発の休みや早退をしてしまった場合は、代わりにその仕事が降ってくるので、男性女性、既婚未婚と関係なく、「自分の負担が増えてしまうから手放しで応援できない」と、感じているのかもしれません。

会社の制度整備だけでなく、上司が育児中ではない人へ急な仕事のしわ寄せをしない、仕事の割り振りや進め方を業務整備することも大事かもしれませんね。

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これから求人を探す人は、子育て中の人を応援・理解してくれる職場環境なのかどうかは、チェックしたいポイントですね!

次に第3位は同率で3つもありました。「勤務先に産前・産後休業や育児休業の制度が整備されていなかった」、「保育所などの保育サービスが受けられそうもなかった(受けられなかった)」、「配偶者・パートナーの協力が得られなかった(得られそうになかった)、配偶者・パートナーが辞めることを希望した」が、25.0%となっています。

「産前・産後休業」は労働基準法でも規定されている制度なので、職場環境に問題がありそうですね。

「保育サービスが受けられない」という声は、非正規社員では時短労働やスポット勤務労働も多く、保育園激戦区だと保活が難しい場合もあります。

「パートナーが仕事を辞めることを希望した」という声は、妻が非正規社員で夫が正社員の場合が多いからなのでしょうか。まだまだ家事・育児は女性が主軸で行う、という考えを持つ人が多いのかもしれませんね。

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一度仕事を辞めてしまうと保活は大変!私も経験ありますが、無職の場合で保育園へ預けたいなら「求職中」で保活に挑みましょう!→保活中の当時の状況を詳しくはこちらの記事に書いています。

これまでデータを見てきましたが、働いている女性が、仕事と育児の両立が難しくて辞めた要因として、下記2つの理由が半数以上を占めていることがわかりました。

  • 勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がなかった
  • 自分の気力・体力がもたなそうだった(もたなかった)

同じ子持ち主婦としては、働く時に感じるハードルですよね。つまり、上記2つの要因を回避できる仕事が見つかれば子育てと両立しやすい仕事!とも言えるのではないでしょうか。

だから逆説的に考えてみると…

  • 勤務先に育児との両立を支援する雰囲気がない
    「会社全体や部署的に、育児を優先して良い雰囲気がある職場」
  • 気力と体力がもたない
    「体力が温存できる仕事内容」

なのかと思いました。

子育てしながら働いている女性の気になる雇用形態は?

あなたは「子育て中ママの雇用形態って何が多いんだろう…」と気になったりしませんか? 私は育児をしながら働くぞ!と決めてから、子育て中ママの雇用形態が気になりました(笑)。なので、割合について調べてみました。

データ引用元:RS MEDIA【子育てと両立できている仕事ランキング】働くママ375人アンケート調査よりデータ引用し表を作成

子育て中の働いているママの雇用形態で45%と圧倒的に多いのは、パート・アルバイト。ついで正社員(時短も含む)。次は、業務委託、契約社員、派遣社員と続きます。

パートで働くメリットは?

パートタイマー労働者とは、短い労働時間で働いている人のことを指します。アンケート結果からパート・アルバイトで働く子育て中のママが多いのがわかりました。それでは、パートで働くメリットは、どのような点にあるのでしょうか? しゅふJOBサイト「40代・50代主婦がパートで働く理由って?」の記事をよむと最大限のメリットは以下のようです。

働く時間を選ぶことができ、自分の時間を確保できる

子育てと両立するには、時短勤務ができたり、シフト制で休みが自由に選べたり、急な休みでも代替がいると言われる「パート勤務」を選択されている方が多いと推察しました。

パートで働く目的と背景は?

それでは、パートで働く目的と背景はなんでしょうか?こちらもデータを探してきました。 主婦に特化した求人サイト『しゅふJOBパート』で「働く意欲がある主婦層1212名、20~60代の女性に対して職探しに関するアンケート調査」に「仕事探しの背景を教えてください」というアンケート結果がありましたので、総合5位までご紹介します!

 20~60代主婦の働く理由ランキング
自分で自由につかえるお金がほしい38.8%
生活費のため38.7%
子どもの学費や将来に向けて35.8%
お子様の成長に合わせて働き方を変えたい33.5%
老後のために貯金をしたい27.6%
データ引用元:しゅふJOBパート「主婦の働く理由ランキング ~全年代総合~」より

パートで働く理由は、とくに20代~40代の子育て世代になると「子どもの学費や将来のため」という割合いが40%以上と多く占めていました。

子どもの将来を考えてお金は稼ぎたいけれど、一方で働くことで子どもとの時間が減るのには後ろめたさを感じる…という、働くママはジレンマを抱えていることが分かりますね。

【必読】アンケート結果からわかった!子持ち主婦の仕事選びポイントは4つ!

これまでのアンケート結果から、どんな条件下なら、子持ち主婦でも働きやすいのでしょうか? それぞれのアンケート結果から見えたポイントを整理してみました。

  • 勤務時間が短い
  • 仕事量が自分のキャパを超えない
  • リモートワークや在宅勤務ができる
  • 会社全体や部署的に、育児を優先して良い雰囲気がある職場
  • 体力が温存できる仕事内容
  • 働く時間を選ぶことができ、自分の時間を確保できる

他にも、子育てと仕事を両立するために、どんな条件下であればスムーズに両立できると考えられているのか?調べてみました。

働き方の悩みを解決するWEBメディア「RS MEDIA」の中に、働くママ375人アンケート調査より「子育てと両立できる仕事の特徴ランキング」というアンケートがありましたので、ご紹介します。

「子育てと両立できる仕事の特徴ランキング」
1位休みやすい・早退しやすい
2位自宅・保育園・学校から近い
3位勤務時間が希望通り
4位子育てへの理解がある
5位在宅勤務できる
6位残業がない・少ない
7位土日祝日が休み
引用元:RS MEDIA【子育てと両立できている仕事ランキング】働くママ375人アンケート調査より

たしかに!自分も子持ち主婦で働く身、共感する点がいくつもありました。これらもまとめて、求人を選ぶポイントをおさらいします。要チェックです!

勤務時間(勤務時間が希望通り時短OK・残業なし)

仕事内容・量(自分のキャパを超えない、体力が温存できそう)

職場の雰囲気(子育てへの理解がある)

勤務地(自宅や保育園から無理なく通えるか、在宅OK)

子育て中の主婦が求人を探す際のキーワードは、上記のポイントを中心に検索することをおすすめします!

どうやって育児優先OKの求人を見つければいい?解決策はエージェントを活用しよう!

では、どうやって育児優先OKの求人を見つけるか?なのですが、求人広告では「休みやすい!」「子育てに理解があります!」のような宣伝文句が書かれていても、職場環境というのは実際に入社してみないと分からない点も多いもの…。

そこで活用したいのが、正社員で探している場合は転職エージェント、派遣社員ならば派遣会社を使う手です。要は、知見を持っている人の目を入れて応募するという方法です。転職エージェントや派遣会社は、営業担当者が企業の担当者と会って直接話しているため、会社の環境や雰囲気を熟知しています。

さらに、エージェントは派遣先企業と紹介人材の相性やマッチングを重視する傾向にあるので、子育てに理解がある職場環境かどうか判断するために、産休育休取っている人の割合は? 働くママの割合は? 休日出勤の有無は? 残業の有無は? など気になる点は聞いてみましょう。

転職エージェント、派遣会社のコーディネーターは、それが仕事なのでしっかり教えてくれますよ!

では、エージェントを介さず自分で求人に応募する場合は、どうすればいいでしょうか?

在宅勤務の有無、残業の有無、繁忙期の残業時間、休日出勤の割合など、応募する前に求人票をくまなくチェックすることをおすすめします。

さらに、面接に進んだ際は、面接官に自分が疑問に思っている点、気になる点はしっかり聞いておきましょう。働いた後に「こんなはずじゃなかった…」とならないと思います。

yukita
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私の場合ですが、一人目の子が1歳半の時に、求人サイト経由で週3日勤務の契約社員の面接を受けた経験があります。その時は、「子どもが発熱して保育園から急に迎え要請があった場合は早退できますか?」と質問しました。面接官の人からは「もちろん早退できます。子育て中のママが多い職場なので理解がある職場です」と教えてくれました。質問するだけでなく、私としても「病児保育の利用登録は済んでいます」「休んだ分は別日に勤務して業務を行えます」など、相手の立場を考えた代替案も出しました。

【結論】私が「派遣社員」を選んだ理由。現役派遣社員としてのリアルな感想

最後に、2人の子持ち主婦の私が派遣社員として働いてみて、感じている率直な感想を書きます。

独身時代は正社員歴も長く、出産してからも契約社員の経験もあるので、その時の働き方も交えなて比較しながら体験談として書いていきたいと思います。

正社員と比べたメリットとデメリット

正社員で働く中で感じた最大のメリットは、金銭面だと思います。正社員時代と派遣社員を比較すると150万円くらいは違うかなという感覚があります。大手企業の正社員と比べるなら、開きは2倍以上はあるかもしれませんね。

正社員時代は、給料日やボーナス日はウキウキでしたし、仕事に対するモチベーションは金銭面という部分も大きかったです(笑)

では最大のデメリットはというと長時間労働、責任の重さだと思います。仕事内容にもよりますが、やりがい=責任に直結する部分もあり、家に帰ってからも仕事のことを考えていたり、持ち帰り仕事をしたりといった時期がありました。残業なしで帰ったとしても、家で企画を考えたり、レポート提出や勉強をしたりと、何かと仕事関連のことを考えていたので、結果として労働時間は長くなっていと思います。

反対に、いま派遣社員として働いてからは、仕事が終わったら仕事のことは一切考えません(笑)。仕事中は業務に一生懸命取り組んだら、明日の仕事が始まるまでは自分の時間として、子どものこと、家のことをする時間となります。

正社員でそれなりに責任を持った仕事をしていると、一企業人として勤務時間外でも仕事が頭から離れなかったり、ケータイには会社のチャットアプリをインストールしていて業務連絡が入ってくる状況。仕事内容にもよると思いますが、昼夜関係なく同僚や取引先と連絡を取ったりすることも多々ありました。

それに比べ「派遣社員」の身軽さは子育て中のママには合っていると思います。PCを立ち上げない限り、連絡は見られません。業務外はPCの立ち上げも禁止のため完全オフです。

アンケート結果に「子どもと向き合う時間が少なく後ろめたさを感じる」という意見がありましたが、私もまさにそうでした。残業になってしまったり、終業後にも頭の中では仕事のことを考えていると、子どもと向き合っているはずが集中できなかったり…。

やらなきゃいけない家事とか、子どもの宿題や持ち物チェック、保育園や学校からのお知らせに目を通したりなどなど、仕事が終わった後にも、子持ち主婦はやることが多い! まだ1日が終わっていないんです。なので、時間と心に余裕を持つためには、「何かをあきらめる」ことも必要だと思います。

自分が派遣社員で働いて良かったと思う点、あきらめた点を紹介します。

オンとオフの時間がハッキリ持てる

自分のキャパシティを超えずに時間と心に余裕が持てる

金銭面(ただし、パートよりは高時給)

仕事と子育ての両立で悩む時期は必ずある!自分はどうしたら幸せかを考えてほしい

もし正社員で働いている中で、「育児と仕事の両立ツラいな…ちょっと疲れるな…」と感じる時があれば、「何を取るか」「何をあきらめるか」を改めて考えてみても良いと思います。

ずっと非正規社員という選択をしないでも、子育て期間中だけ、ゆるいキャリアにシフトチェンジして、子どもに手がかからなくなったら、またチャレンジしたい仕事へ、アクセルを踏める職場へ転職をすれば良いと思うんです。 正社員でバリバリ頑張って働いていたママなら、きっと大丈夫です。

子育て中のキャリアで悩んでいる時、薄井シンシアさんの著書に出会って私は救われました。

薄井シンシアさんは、愛娘を出産後、専業主婦の道を選択しました。専業主婦歴は17年。娘の大学入学を機に、電話番のパートを始め約10年で外資系ホテルの副支配人までなった人です。

元々は仕事大好き人間。でも子どもが生まれて、この子ために尽くしたいと思い、自分はキャパが小さいから仕事と両立はできないと悟り、専業主婦を選んだそうです。

「専業主婦歴ブランク17年」と、再就職したいときには、ブランクが17年もあるため履歴書で落とされてばかり、面接すら辿り着けなったそうです。そのため、パートからキャリアを再スタートさせました。

シンシアさんは、子育てしていた専業主婦の17年間は自分の人生の中で最大に幸せな時間だった。ブランクなんて言われてたまるか!と思ったそうです。

この言葉に私は胸にグッとくるものがありました。おすすめ書籍のリンク先を貼っておきます。

【中古】専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと /KADOKAWA/薄井シンシア(単行本)

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共働きでないと生活が厳しい家庭もあると思いますし、子どもの将来や教育費のためにも少しでも稼ぎたいと思って働き出すママも多いと思います。私の場合は生活費のために働いていますので、仕事を辞めるという選択肢はありません。

だからこそ、子育て中は効率的に稼ぎたいので、高時給で短時間、自分にとって負担にならない程度の仕事を探すと決めました。

人生100年時代、子どもが少し手離れしたら、やりたい仕事へアクセルを踏んでも良いと思います。私も子どもが巣立ったら何をしたいかな?と考え中です。その前に、子どもと向き合うことを大切に過ごしたいと思いました。

「子持ち主婦の仕事選び4つのポイント」を使って求人を検索してみた

最後に、派先ほどご紹介した子持ち主婦の仕事選びで押さえておきたい条件4つを使って、派遣社員の求人を検索してみました。

勤務時間(勤務時間が希望通り時短OK・残業なし)

仕事内容・量(自分のキャパを超えない、体力が温存できそう)

職場の雰囲気(子育てへの理解がある)

勤務地(自宅や保育園から無理なく通えるか、在宅OK)

上記から、検索キーワードを「時短OK」「残業なし」「在宅OK」「週4日以下」「土日休み」「オフィスワーク」で検索してみました。

案件名【完全在宅】有名メーカー事務
給与1,720円~ 交通費支給あり
職種/業務内容営業事務、一般事務/大手メーカーでの事務
勤務時間09:00~17:30
データ検索先:アデコ
案件名【フルリモート】ペット好きな方
給与1,650円~ 交通費支給あり
職種/業務内容営業事務、一般事務/外資系ペットフード会社でデータ集計など
勤務時間09:00~17:00
データ検索先:アデコ
案件名【残業無し・1日5時間×週4日勤務】サポート業務のお仕事
給与1,550円~交通費支給あり
職種/業務内容一般事務、人事・総務/大手医薬品関連会社で事務の仕事
勤務時間09:00~15:00
データ検索先:アデコ
案件名【時短/在宅勤務あり】食品商社で総務のお仕事
給与1,600円~ 交通費支給あり
職種/業務内容人事・総務、一般事務/人事総務部で、社内問い合わせ対応など
勤務時間10:00~14:00
データ検索先:アデコ

いかがでしたか? これなら働きやすそうだなと思うお仕事はありましたか? もし興味を持った求人がありましたら、派遣会社へ登録して検索してみてくださいね。まずは条件で選定し、最後に派遣コーディネータへ「職場の雰囲気はどうか?」について忘れずに聞いてくださいね!

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