子持ち主婦の働き方でベストなのは?「年収の壁」もう気にしない時代へ突入!?

はじめに

パート?正社員?派遣社員? 自分にとって、どんな働き方が合うのかしら?と悩みをもつ子持ち主婦の方、いらっしゃいませんか?

先日、30代~40代のママ友5人とランチをした時のこと、こんな話題が出ました。

「高校生になった子どもが私立に進学…義務教育と比にならないくらいお金がかかるから家計がヤバいよ…パート増やさなきゃ…」

「小学生のうちが貯め時と聞くから、子どもが小学生のうちに働いて稼いでおきたい」

「中学生になったら親とはほとんど遊んでくれないからフルタイムに変えようかな」

「ただ、働き損にはなりたくないよねー」

これは、専業主婦、パート、派遣社員のママ友同士の会話です。ママ友のランチ会でみんなが悩んでいる共通のポイントは以下の点。

  • 「子どもの教育費にお金がかかる」
  • 「子どもの手が離れてきたら働きたい」
  • 「子育て・家庭と両立できる働き方をしたい」
  • 「扶養を外れても働き損になるのはいやだ」
  • 「自分にとってどういう働き方がベストなのか知りたい」

そこで今回は「主婦の働き方でベストなのはどれなのか?」を考察してみました。

2024年10月には社会保険の加入範囲が広がることや2025年度の年金改正など、今度の世の中の流れについても情報を集めました。

30代40代の働き方に悩んでいるママは、ぜひ参考にしてみてくださいね!

  1. 【子育て中40代ママの悩み】この先の働き方どうしよう…
    1. 回答「もうすぐ56歳ですが、社会保険に加入して働こうと決心しました」
    2. 回答「低学年までは扶養内、中高学年で働き損、その後フルタイムへ!」
    3. 回答「まずは、時短でスタートしてみる」
    4. 回答「まだ扶養を抜けての働き方には迷い中…」
    5. 回答「いつか扶養を抜けて働くなら、社会保険に加入できる時に!」
  2. 主婦の悩みから見えてきた「ベストな働き方」を考えるキーポイント
    1. 将来の子どもの教育費を知って働き方を考える
    2. 子どもの年齢で働き方を変えよう
    3. 社会保険に加入したら将来どのくらい年金が増える?
  3. 自分にとってのベストな働き方を選ぶ基準4つ
    1. 1. 自分の価値観とライフスタイルに合った働き方を選ぶ
    2. 2. 自分のスキルや経験を活かせる働き方を選ぶ
    3. 3. 将来のキャリアプランに合った働き方を選ぶ
    4. 4. 仕事以外の生活も充実できる働き方を選ぶ
  4. 「年収の壁」を超えて働いたほうが良い主婦の条件7つ!
    1. 条件1:仕事が好きで働きたい人
    2. 条件2:夫が高収入の人
    3. 条件3:経済的に自立したい人
    4. 条件4:会社員の夫が退職間近の人
    5. 条件5:老後の生活について不安を感じている人
    6. 条件6:自分が病気やケガになってしまった場合が不安な人
    7. 条件7:夫が自営業の人
  5. 主婦が家庭と両立できる条件も押さえよう!

【子育て中40代ママの悩み】この先の働き方どうしよう…

身近な友達でもこんな会話をするくらいなので、世の中の主婦たちも「自分にベストな働き方は?」で悩んでいるのか疑問に思って調べてみました。すると、大手ネット掲示板「発言小町」に同じように悩んでいるママの投稿を見つけました!

以下、トピ主さんの悩みを一部引用してご紹介します。

トピ主さん

中学生以上の子供が2人いる主婦です。

今までずっと扶養内パート勤務で、これからも扶養内でと考えていたのですが、子供にお金がかかる事や、パートの厚生年金適用拡大の件を考えて扶養の枠を越えて働くほうが将来受け取る年金も増えるし、それなりの規模?の会社に入るほうが安定しているのでは?と考えるようになりました。

だけど、自分はフルタイムで働きながら家の事をこなす自信がありません。あと、働き損の事も気になります。

年齢的にも40代半ばなので転職もそろそろ厳しいかなと思います。

40代で子供さんがある程度大きくなった主婦の方は、どんな働き方をしていらっしゃいますか?

引用元:発言小町よりhttps://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/1063009/

まさに!!私たちも同じような悩みを持っています。そして、トピ主さんに対するレスも大変興味深く、勉強できる視点があったので、一部引用してご紹介しますので、ぜひ自分事として考えてみてください。

回答「もうすぐ56歳ですが、社会保険に加入して働こうと決心しました」

私も27年扶養で働いていました。

働き損もあるし、身体もそんなに丈夫な方ではないしと、扶養内で抑えるようにしてきました。

希望すればパートでも社会保険に入れる会社にいましたが、自分がそれを選択しなかっただけでした。

私ももうすぐ56歳になりますが、この歳になって、いや、この歳だからこそ、社会保険に加入しようと決心しました。

あと9年近く加入できますし、僅かでも年金が増えれば良いし、働く時間は増えますので間違いなく増収です。

世間ではリタイアしようかという年齢ですが、これからあと15年は働いて将来の為に備えたいと思います。

今までも社会保険に加入のチャンスはありましたが、自分の気持ちがそれに向かわず、老後が目の前にきて、初めてその気持ちになりました。

もっと早く働いていればよかったのかもしれませんが、今がその時期だったのだと思います。

引用元:発言小町よりhttps://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/1063009/
yukita
yukita

レス主さんは70歳まで働き続けたいとのこと!その考えが素晴らしいです。そして今が動く時期と行動されているのがステキですよね。

世間では、60歳で定年なのでリタイアは60歳と考える方も多いと思います。でも今は65歳以上の高齢者の方は4人1人は働き続けているそうです。やはり年金受給の少なさや物価の上昇などが懸念されて、将来の備えのために働く選択肢をしているようですよね。

40代の私たちが年金をもらえる年齢になるのもあと20年以上あります。先は長い。今だからこそ、将来を考えて行動をしていくのが賢い戦略かもしれませんね。

回答「低学年までは扶養内、中高学年で働き損、その後フルタイムへ!」

子どもが低学年までは扶養内、中〜高学年あたりで働き損、その後フルタイムに変わりました。

私が家事苦手なので逃げの口実かも知れませんが、フルタイムで働くならトピの題にされている「主婦の」って前提を、捨てていいんじゃないかなって思います。主婦業があると思うから、仕事選びにも仕事にも支障がある。そこをとっぱらったら、結構自由じゃないですか?

お子さん中学生なら、もうお母さん、自由でいいと思うんです。

家事は家族がそれぞれやれば、お母さんばっかり大変じゃなくなります。ご主人が協力的でないようですが、いっその事、エイヤ!で働き出してしまえば、そんな事も言っていられなくなるのではないでしょうか。

引用元:発言小町よりhttps://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/1063009/
yukita
yukita

主婦業って、ほんっとうに多岐に渡りますよね…。時間がいくらっても足りない。子どもが小さいうちはお世話をしなきゃ!と気を張っていても子どもが中学生だともう自分の世界が出来上がっているもんなんですよね。中学生をもつママが教えてくれました。とくに男の子なんて放っておいてほしいそう。

助けてもらえる家事は夫や子どもに助けてもらったり、お母さんも自由な時間と自分で稼いだ家族に相談しなくても使えるお金があってもいいと、私は思います。

回答「まずは、時短でスタートしてみる」

私の担当の派遣スタッフさんの事例を。

その方はお子様が小学生の間はずっと時短で勤務されてました。そして、中学生に上がったのを機に4月からフルタイムになりました。時短もフルも共に我が社の派遣社員さんとして。

家事などのことも心配されてましたが、「意外となんとかなりました」とのこと。

フルタイムと言っても、18時までなのか17時までなのか。フレックス導入の企業もありますし。30分~1時間ほど短くするなどの交渉も企業によっては可だったりします。

まずは、時短でスタートしてみる。(パートでも派遣でも)そして、徐々にフルタイムに挑戦してみては?

というか、お子様中学生ですよね。お子様は戦力外でしょうか?

私は1・2歳から2児を預け、時短→フルです。家事なども頭を使えば効率化できますよ! 前述の派遣スタッフさんの言葉どおり意外となんとかなります。

お子様方の将来の為にも、お金はたくさんあっても困りません。一緒に頑張りましょう。

引用元:発言小町よりhttps://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/1063009/
yukita
yukita

私も派遣社員として働く身。確かに、フルタイムといっても、9時から18時までの8時間労働のところもありますし、17時までのところもあります。私は保育園へのお迎えがあるので、絶対譲れない条件を「17時まで勤務&残業ほぼなし」に決めていたので17時まで勤務です。派遣社員なら、時短勤務など自分が働きたい条件で仕事を探せますよ!

また事実として、子どもの教育などお金は結構かかります…。だけど子どものためなら仕事も頑張れるもんです!

回答「まだ扶養を抜けての働き方には迷い中…」

同じく40代、下の子は小学校低学年とまだ手がかかりますが中学生の子供がおり、扶養内パート5年目になります。その前にはフルタイムで働いていましたがそのときに自分の限界を知り、まだ扶養を抜けての働き方は迷いながらも飛び込めないです。

同じく夫も家事はひと通り出来るけど自らはやらない、体力が無さ過ぎる腰が重過ぎる人なので諦め、という表現が近いかもしれません。

コロナ禍からずっとリモートで家にいるのも私の働き方を悩ませる大きな一因になっています。朝から仕事に行く日はお昼に洗い物をしておいてくれるのが何気に助かりましたが私が居ると何にもやりません。

上の子が小さい頃は働いて欲しいし家事育児も協力するスタンスでしたが下の子が産まれた後は働きたいなら別に良いけれど俺に求められても無理だから!その分収入も良いから!のスタンスに変わりました。

そこでやってみて限界が分かり扶養内パートに切り替えました。パートで時間に余裕がある働き方に自分も家族も慣れてしまうと家族の意識もこれはママの役目!という意識が思った以上に出来て今から変えていくのって難しいなぁと最近痛感していたところです。

今ある需要が高い福祉資格の取得中でもう少しで取れそうですが、体力面と時間面で常勤での求職はまだしばらくは考えていませんが長年やってきた事務での仕事もまだ未練が捨てきれずにいるところです。事務パートもやってみましたが仕事内容的に常勤がやった方がいい内容が多くて難しかったです。勤務地にもよりますが常勤として最後の仕事として覚悟、準備が出来てからじゃないとかな、と経験からして思っています。

パートでもフルタイムでも正社員でも何かしら悩みますよね。

とりあえず今の私には扶養内上限ギリギリが一番ベストな状態ですね。

引用元:発言小町よりhttps://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/1063009/
yukita
yukita

自分の体力や家事と仕事のバランスを考えて扶養内に収めているという方からのご意見でした。確かに40代に入ってちょっと疲れやすくなってきたのは事実。でも家事はママの役目!ではなく、上の方もいっていたように少しずつお子さんや旦那さんに協力してもらって乗り切る手もあります。働き始めてしまって、家族が協力せざるを得ない状況を作るのも手かと思います。

回答「いつか扶養を抜けて働くなら、社会保険に加入できる時に!」

大学生と中学生の子供がいる44歳です。長らく扶養内パートでしたが、コロナの影響で夫の収入が減ってしまい、最近扶養を抜けました。(渋々…嫌々…)

働き損になりたくないので、勤務時間を増やしてもらい、106万から200万に年収は増えました。

社会保険料は約3万。手取りは約14万。週5で8時間勤務です。

毎日疲れてますし、家も荒れてます(笑) でも、月5万ほど給料が増えて家計が楽になったので、もう扶養内には戻れません。

扶養内の時は、年収計算・調整が面倒でしたが、今は気にしなくていいので気楽です。

扶養内パートでいられるうちはいいですが、扶養は抜けないといけないのに社会保険に入れて貰えない会社もあるみたいです。

いつか扶養を抜けて働くなら、社会保険に加入できる時にそうするのがいいのでは?と思います。

引用元:発言小町よりhttps://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/1063009/
yukita
yukita

いやほんとそれです。夫の収入頼りにしていると、いきなり減収&倒産なんてことが起こったら自分の正気が保てません…。貯えがあっても日々減っていく貯金を見るたびに不安で夜も寝られなくなったり、心もさもしくなってきます。やはり<お金のゆとりは心のゆとりを作る>は多くの方に当てはまる事実ではないでしょうか?

また社会保険料は会社と労働者で折半しています。つまり、社会保険加入者を増やすことで会社も負担が増えます。そのため、加入させないように短時間労働にさせる会社もあるのは事実です。

社会保険加入事業者は、2024年10月でさらに従業員数51人以上と拡大します。今後ますます社会保険加入者は拡大することが見込まれていて、会社外の個人事業主やフリーランスに頼む企業も増えてくることも予想されています。入りたいときに入れないとならないように、将来を見据えた働き方、選びたいですね。

なるほど、たくさんの意見がありますよね。私はレスされているどの方にも共感できるところがありました。

皆さんはいかがでしたか? 共感された方、違った視点を持った方、いろいろ思うところはあると思いますが、様々な意見を聞くことで、自分はどういう答えを見つけたいか?を探れると思います。ぜひ、自分のこれからの働き方を見つめて、対話してみてくださいね。

主婦の悩みから見えてきた「ベストな働き方」を考えるキーポイント

では、自分にとっての働き方ではどのような選択をすればよいのでしょうか? 上記のように40代主婦のお悩みや解凍を踏まえて見えてきたキーワードを押さえてみました。情報をまとめてみました。

将来の子どもの教育費を知って働き方を考える

子どもの教育費、どのくらい貯めればいいのかご存じですか? ここでは、義務教育が始まってくる小学生から大学生までにかかる教育費をデータを用いてご紹介していきます。

文部科学省の「令和3年度子どもの学習費調査の結果」を参考にしました。

保護者が支出した1年間・子供一人当たりの学習費総額(保護者が子供の学校教育及び学校
外活動のために支出した経費の総額)は以下のとおり。学区種別別(公立と私立)で学習費総額についてまとめました。

注釈として、学校教育費とは、授業料や入学金、教科書や学用品代、通学費など。学校給食費とは学校から提供される給食費や副食費など。学校外活動費とは塾や習い事など、学校以外にかかる費用です。

公立学校

区分小学校中学校高校
学習費総額352,566538,799512,971円
うち学校教育費65,974円132,349円309,261円
うち学校給食費39,010円37,670円
うち学校外活動費247,582円368,780円203,710円
データ引用元:令和3年度子供の学習費調査の結果について「学校種別の学習費総額」より
yukita
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月々に換算すると…

小学生の間は、月々29,380円

中学生の間は、月々44,900円

高校生の間は、月々42,748円

公立の場合でも、中学生からは月4万円以上が必要に!子どもが2人、3人いる場合は…どうしましょう…。

私立学校

区分小学校中学校高校
学習費総額1,666,9491,436,3531,054,444円
うち学校教育費961,013円1,061,350円750,362円
うち学校給食費45,139円7,227円
うち学校外活動費660,797円367,776円304,082円
データ引用元:令和3年度子供の学習費調査の結果について「学校種別の学習費総額」より
yukita
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月々に換算すると…

小学生の間は、月々138,912円

中学生の間は、月々119,696円

高校生の間は、月々87,870円

子どもが高校生から私立というご家庭も多いのかもしれません。私立に通わせたい場合は、月10万円以上が出ていくと考えておかないと…! 子どもが小さいうちからどのくらい用意しておけばよいか考えておきましょう。

子どもを私立に通わせて大変という話を聞いたら、月々に換算すると身につまされますよね。自分が月々いくら稼げば、子どもが叶えたい夢や将来を応援できるか?と考えて仕事を探してみましょう。

子どもの年齢で働き方を変えよう

子育て四訓をご存じですか? 「子育て四訓」とは、子育てアメリカ先住民の言い伝えで子育ての心得と言われ、翻訳された書籍はベストセラーになっています。学校だよりや各自治体で紹介されるなど子育ての心得として、耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。

1.乳児の時は、肌身離さず
2.幼児の時は、肌を離して手を離さず
3.少年の時は、手を離して目を離さず
4.青年の時は、目を離して心を離さず

乳児の時は、肌身離さず。乳児は0歳~1歳の時。泣いて自分が欲求を伝える事しかできない受け身の赤ちゃんは、しっかり親に抱かれることによって「守られている」と無意識のうちに感じられて信頼と安心感を得ていくそうです。愛着や情緒の安定など人間形成の基盤ともなる時期です。

幼児の時は、肌を離して手を離さず。幼児は2歳~6歳の未就学児の時。離乳食が始まったりと乳離れをする時期。また自立に目覚めてくる幼児期なので、思うままに走り出したり自分で何でもしたがったりしますよね。一歩を踏み出す時期ですが、危険も伴うので手は離さない。肌は離れても親がそばにいることで「心配しなくてもいいよ」と安心感を与えることが大事な時期と言われています。

少年の時は、手を離して目を離さず。少年は7歳~12歳の小学生の時。学童の時期は、学校での生活、友達付き合いによって社会性が育つ時期と言われています。そのため、しっかりを手を放して活動範囲を広げてやらないといけない時期だそう。でも、いろんな危険があるので、目は離してはいけません。遠くから見守り、親は先回りせずに、子どもが困難になって声をかけてきてから助けてあげましょう。

青年の時は、目を離して心を離さず。青年は13歳~18歳の中高校生の時。青年の時期は、自立していくために自分なりの進路選択、生きがいなど見つけて活動していく時期です。親は、もう手も目も離さなければいけない。でも心は離してはいけない。

yukita
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インディアンの教え!すごく心に刺さるいい教えですよね。つい子どもを心配するあまり、いくつになっても過干渉になってしまう親、とくに母親にとっては耳が痛いこともあるかもしれませんね。少年の時は、手を離して目を離さず」の時期(子どもが小学生になった時)に働く選択を考えるときです。

いかがでしたか? つまり、もう子どもが小学生の時期は手を離さないといけない。親が子どもの活動範囲を広げてあげないといけない時期で、ついつい手を出してしまいそうになったら、子離れできそうもないと感じたら、もう強制的に自分の時間をもつ=働きに出てしまうのも手かも!と思いました。

子どもが小学生になったら、フルタイムを見据えて短時間から働いてみるという考えも一案です。

社会保険に加入したら将来どのくらい年金が増える?

扶養内パートから扶養を外れえ社会保険に加入した場合は、将来もらえる年金がどのくらい増えるか?気になるところですよね。こちらもデータを参考にご紹介したいと思います。

厚生労働省の「配偶者の扶養の範囲内でお勤めのみなさまへ」より、参考事例がありましたのでご紹介したいと思います。

モデル例:配偶者の扶養に入るため、年収130万円を超えないように就業調整しているBさん。しかし、2024年10月以降も含め、新たに社会保険の適用対象になります。

Bさんは、年収が120万円で、配偶者の扶養の範囲内で働いているので、年金保険料の負担がありません。今後、10年社会保険料を負担する場合、年金額はどのくらい増えるのか考えてみましょう。

【改正前】【改正後】【改正後】【改正後】
年間給与120万円120万円150万円200万円
年金保険料負担なし10万8000円(年額)13万9200円(年額)18万7200円(年額)
増加する年金額5万8800円(年額)7万6800円(年額)10万3200円(年額)
データ引用元:厚生労働省の「配偶者の扶養の範囲内でお勤めのみなさまへ」より

現在、配偶者の扶養の範囲内で働いている時は年金保険料の負担がありません。今後は、厚生年金に加入し、保険料は月額9,000円で、10年間加入すると、年金額が月額4,900円増額されます。

年収が150万円になると仮定すると、保険料が月額9,000円から11,600円になり、増額される年金額が月額4,900円から6,400円になります。

年収が200万円になると仮定すると、保険料が月額9,000円から15,600円になり、増額される年金額が月額4,900円から8,600円になります。

働き損にならないためには、150万円以上の収入は目指したいところですね。このサイトのキャッチコピーにしている「主婦が200万円以上を目指す!」だと、将来もらえる年金額が年約10万円アップ。死ぬまでもらえることを考えると、どう見るかですよね。

私は働き方を派遣社員にしたら、子育てと両立しながら年収300万円を稼げるようになりました。

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自分にとってのベストな働き方を選ぶ基準4つ

働き方を選ぶ際には、様々な要素を考慮する必要があります。以下、いくつか重要なポイントをご紹介します。

1. 自分の価値観とライフスタイルに合った働き方を選ぶ

仕事は人生の大部分を占めるものです。そのため、自分の価値観やライフスタイルに合った働き方を選ぶことが重要です。

  • どのようなことにやりがいを感じるか
  • どのような環境で働きたいか
  • 仕事とプライベートのバランスをどのように取りたいか 

などを考えてみるのもおすすめですましょう。

2. 自分のスキルや経験を活かせる働き方を選ぶ

自分のスキルや経験を活かせる働き方を選ぶことで、仕事に活力を得ることができます。

  • どのようなスキルや経験を持っているか
  • どのようなスキルや経験を活かしたいか
  • どのようなスキルや経験を活かせる仕事があるか

などを考えてみましょう。

3. 将来のキャリアプランに合った働き方を選ぶ

将来どのようなキャリアを築きたいかによって、選ぶべき働き方も変わってきます。

  • 将来的にどのような仕事をしたいか
  • どのようなスキルや経験を身につけたいか
  • どのようなキャリアパスがあるか

などを考えてみましょう。

4. 仕事以外の生活も充実できる働き方を選ぶ

仕事は人生のすべてではありません。仕事以外の生活も充実できる働き方を選ぶことが重要です。

  • 趣味や家族との時間をどれくらい確保したいか
  • どのような生活を送りたいか
  • どのような働き方であれば、仕事以外の生活も充実できるか

などを考えてみましょう。

「年収の壁」を超えて働いたほうが良い主婦の条件7つ!

「年収の壁」とは、年収が一定のラインを超えると税金や社会保険料の支払い義務が発生、また夫側の配偶者特別控除や夫の会社が出している家族手当が受けられないといったデメリットもあり、パート収入の手取りが少なくなるだけでなく、家庭で考えても収入減につながるケースもあります。

そのため「年収の壁」を意識して働く主婦が多いと思います。

中でも年収の壁の意識が多いのが、社会保険上の扶養にあたる「106万円の壁」「130万円の壁」かと思います。そのため、130万円以下にパート収入を必ず抑えて働く主婦も多いことでしょう。皆さん損はしたくないですものね。

しかし今後は、「年収の壁は撤廃されるか!?」とニュースにも取り上げられるように、政府では撤廃に向けての議論があることも事実です。

では、本当に働く主婦は「年収の壁」を超えないように働いた方が得なのか? 調べてみました。

結論、こんな人は「年収の壁」を気にせず働けるだけ働き稼ごう!です。もし以下の5つに当てはまる条件の方がいたら、ぜひ意識せずに働いてみてくださいね。その方が断然お得ですよ。

条件1:仕事が好きで働きたい人

私は仕事が好き、時間もあるから働ける、働くのは苦じゃない、という人は働けるだけ働いて、稼ぎましょう!収入が増えた分、税金や社会保険料もそれなりに収める必要はありますが、手取りが増えることには変わりません。年末になると労働時間を計算して「年収の壁」を超えないように調整する人もいますよね。こうした細々とした計算も考えないといけないのは面倒で時間の無駄です。

働きたい人は気にせず働いちゃいましょう!

条件2:夫が高収入の人

夫の所得が1,000万円を超える高年収サラリーマンの場合には、夫の配偶者特別控除の適用は受けられません。

また夫の所得が900万円以上を超えてくると、配偶者控除額も段階的に減ってきます。

仮に妻が働いていない専業主婦であっても控除額は0です。

なので、旦那さんが高収入家庭の場合は、妻も気にせず働いて大丈夫です!

条件3:経済的に自立したい人

「やっぱり夫の給料だけで生活するのは気が引ける」「経済的に自立したい」「この先、離婚もあり得るかもだから自分で稼いでおきたい」といった、経済的に少しでも自立して自信をつけたい方は、扶養に入り続けることや「年収の壁」を気にせずに働きましょう!

余談ですが、3組に1組の割合で離婚し、婚姻期間は5年~10年未満、離婚した年齢は男女ともに30代~40代が最も多いそうです…。

ユキタ:うーん…。うちに限ってないわ!自分は絶対大丈夫!とはなんか言い切れない気もする…

条件4:会社員の夫が退職間近の人

会社員の夫が社会保険に加入していても、夫が会社を退職してしまっては、その社会保険も脱退しなくてはいけないため、妻も夫の社会保険を脱退します。

扶養に入っている場合でも夫が会社を退職した場合は、気を付けてください。子育て中の主婦の方でも歳の差夫婦の場合で夫が定年退職が近づいている方や、夫が会社員を辞めて自営業をやるという場合は、国民健康保険へ加入することになるため「年収の壁」を考えずに働いたほうがお得です。

条件5:老後の生活について不安を感じている人

「主婦年金が廃止か!?」とこれまたセンセーショナルなワードが記事になる今。このまま夫の扶養に入っていても年金を増やせるどころか、もらえる可能性も少なくなってしまいます。

もし扶養を外れて勤め先の社会保険に加入できれば、目先のことを考えれば、一時的に手取りは減るかもしれませんが、老後のことも見据えるともらえる年金額は増えます。

年金も減額か?と世の中で議論されるほど老後の生活不安が高まっています。稼げるうちに、働けるうちにしっかり働くほうが、ぜったい得ですよ。

条件6:自分が病気やケガになってしまった場合が不安な人

扶養を外れて自分で会社の社会保険(健康保険)に加入して入れば、万一病気やけがになってしまい長期間休まざるを得なくなった場合でも、傷病手当金などが受け取れます。傷病手当金とは、健康保険の被保険者が病気などで就業が4日以上困難な場合に、療養中の生活保障として支給される給付金のことです。最長1年6か月保障されます。

ただし、配偶者や家族の扶養に入っている、もしくは国民健康保険に加入している場合は対象外になります。万一の場合に備え、保証が手厚いのは自立している場合ですね。

条件7:夫が自営業の人

ここまでの話は、すべて会社員の夫が社会保険に加入している場合に受けられる扶養制度の話です。

夫が自営業で働き、国民年金や国民健康保険に加入している場合は、扶養の仕組みがありません。妻も夫と同じように、個人で国民年金と国民年金保険に加入しなければなりません。

そのため、夫が自営業の場合は、妻は自分で稼げるだけ稼ぎましょう!

いかがでしたか? 上記の条件に当てはまる人は、「年収の壁」なんて気にせず働きたいだけ働いたほうが自分にとってメリット大ですよ!

主婦が家庭と両立できる条件も押さえよう!

主婦が子育て・家庭と両立して働ける条件とはどんなものでしょうか? 以下の要素を考慮してみてください。

  • 給与…子どもの教育費(学費、子どもの夢を応援できる留学費や習い事の費用など)そんなお金を用意できるにはいくらの月収があればいいのか、逆算して稼ぎたい額を考えてみましょう
  • 福利厚生…健康保険や厚生年金などに加入できるかは確認しておきましょう
  • 勤務時間…子どものお迎えが必要ならば16時まで勤務、17時までの勤務など、子育てと両立できる時間を選びましょう
  • 休暇…子どもの学校が休みの土日祝日が休日にしたい、平日1日は休みたいなど休暇を選択できる仕事を選びましょう
  • 人間関係…子育て中のママが多い職場や子育て中を応援している職場などは、子どもの病気で突発で休んでも「お互い様」と職場内での理解がある可能性が高いです
  • 企業理念…「企業がなぜ存在するのか」や「なんのために事業活動を行うのか」を表す企業理念。自分もその考えに賛同できたり共感できるのも、職場を長続きするポイントです
  • 会社の成長性…高時給を出せる会社は、成長性が見込まれる企業です。残念ながら斜陽産業ではどんなに頑張っても給与がアップすることはなかなか難しいです

自分に合った働き方を見つけるためには、

  1. 自己分析
  2. 情報収集

などを行うことが重要です。以下は、自己分析を行うための方法の一例です。

  • 自分の強みや弱みを書き出す
  • 自分の価値観やライフスタイルを書き出す
  • 自分がこれまで経験してきたことを書き出す
  • 自分が将来なりたい姿を書き出す

情報収集を行うためには

  • インターネット
  • 書籍
  • セミナー
  • キャリアカウンセリング

などが有効です。とくに「キャリアカウンセリング」は、キャリアコンサルタントという専門家に相談しながら、自分に合った働き方を見つけるためのものです。

派遣なら派遣コーディネーターが、自分の強みや今後のキャリアに向けてアドバイスをしてくれる場合もありますよ。ぜひ登録して活用しましょう。

自分に合った働き方を見つけて、今後の子どもの未来のために、自分の将来のために、充実した仕事のやり方を考えてみてくださいね! 愚痴っていても悩みを吐き出すだけでは悩みは解決できません。とにかく行動あるのみです!

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