「そろそろ仕事を探して働きに出たい」と考えている主婦の方は、どんな条件で仕事をしたいですか? 今パートで働いている主婦の方でも、「もっと家庭と両立できる仕事があればいいな」「もっと時給が高い求人はないかな」と、考えたりしていませんか?
今回は、家庭と両立しやすい、主婦に人気の仕事について調べてみました。この記事で分かることは以下のことです。
子育て・育児と両立できる仕事の条件は?
自分に一番向いている働き方は?判断のポイントを紹介
主婦がより高い時給で働くための戦略は?
良かったら、これからの仕事選びの参考にしてみてくださいね!
自分にとって一番向いている働き方を見つけよう!
仕事を探すときは、どんなことを意識して探していますか? 人によって働く目的や優先したいことは違うと思います。「出来るだけ稼ぎたい!」という方もいますし、「負担は少なく働きたい」と考える方もいると思います。ここでは、自分にとって合う働き方とは何か?について深堀しました。
ご自身が仕事を決めるうえで、判断の目安になるポイントを紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
扶養内で働くか、外れるか?
働きに出たい場合は「自分はどのくらい稼ぎたいか?」を、あらかじめ決めておきましょう。
夫がサラリーマンだと、配偶者控除や社会保険の扶養に入っているなどの関係で、目指したい年収は変わってくると思います。
扶養内で稼ぎたい場合は、税制上の扶養に収めたいのか、社会保険の扶養に収めたいのかによっても目指す金額は変わってきます。
また、扶養を外れて働く場合は、いわゆる社会保険料の支払いが発生することで手取りが減る「働き損」にならないために、いくら以上稼げばよいかを計算したうえで仕事を探しましょう。
社会保険に関しては、加入するためにはパート先の会社の規模や勤務形態など加入条件があります。しかし、2024年10月から社会保険適用範囲の拡大が決定されていたり、政府が2025年に社会保険上の扶養制度を廃止するのでは?と検討しているというニュースも聞かれたりと、今扶養内のパートで働いていても今後は制度が改正される可能性もあるため、アンテナは常に張っておきましょう!
私の場合は、「生活費のために200万円以上稼ぎたいから、扶養は外れて社会保険に加入して働く!」と決めていました。
2023年6月時点での情報にて、「年収の壁」を簡単に表にしました。ここでは、夫が会社員で給与所得のみで1,095万円以下、妻が扶養に入ってる場合のシュミレーションです。最新情報は、ご自身でチェックしてみてくださいね。
妻(扶養される側) | 夫(会社員:扶養する側) | 備考 | |||
妻の給与所得 | 住民税 | 所得税 | 社会保険 | 所得税 | |
100万円未満 | ○ かからない | ○ かからない | ○ かからない | 控除あり | ※手取りは減らない |
100万円 | × かかる | ○ かからない | ○ かからない | 控除あり | ※住民税が発生 |
103万円 | × かかる | × かかる | ○ かからない | 控除あり | ※所得税も発生 |
106万円 | × | × | × | 特別控除あり | ※条件ありで社会保険料が発生 |
130万円 | × | × | × | 特別控除あり | ※社会保険料が発生 |
150万円 | × | × | × | 特別控除減ってくる | ※150万円超えで段階的に配偶者特別控除の額が減る |
130万円~169万円 | 働き損ゾーン170万円以上稼がなければ手取り年収が減ってしまう | ||||
201万円 | × | × | × | なし |
妻の給与所得が106万円を超えると「条件あり」で社会保険料が発生します。この条件とは、以下の表を参考にしてください。2022年10月からは、勤め先が従業員数101人以上の場合で、Step2のような条件にすべて当てはまる場合、社会保険料発生に該当します。また、2024年10月から勤め先が従業員数51人以上と、社会保険加入対象者が拡大することが決定しています。
引用元:厚生労働省「社会保険適用拡大特設サイト」より抜粋
扶養内では働く場合は、勤め先の従業員数もチェックしておきましょう。
扶養を外れて働く場合は、手取りが減って働き損にならないために、170万円以上の年収になる仕事を選びましょう!
勤務時間の希望は?
家庭と両立するには、週にどのくらい働きたいか?勤務時間は何時から何時までが良いか?など、まず自分の理想を出してみましょう。
自分の予定だけでなく、家族の予定も考えます。お子さんの年齢によって、保育園のお迎えや習い事の送迎などが入ってくると思うので、自分が働く上で理想のシフトを書き出します。次に、どこまで譲歩できるかも決めておきます。
私の場合は、未就学児の子どもが2人いて保育園の送り迎えがあるため、9時~17時までが希望でした。譲歩案は、下の子は0歳児で預けたので、延長保育は無しの18時までのお迎え時間が必須でした。そのため、18時までのお迎え時間に間に合うまでなら勤務可能としました。
勤務時間の希望を出したら、勤務地はどこまでなら通勤可能か算出します。
家から職場、また保育園から職場までが遠ければ、お迎え時間に移動時間も含まれるので、勤務時間は短めに設定することになります。通勤から保育園へのお迎えルートをシュミレーションしてみましょう。
私の場合は、自宅から保育園までの距離が車で5分だったので、「例えば、勤務先に電車で通ったとして最寄り駅に着く→家に帰る→車で保育園へ行く」などシュミレーションしてみました。10分は余裕をもたせて、家から職場まで45分以内で通える勤務地にしました。
最終的に「勤務時間の希望は9時~17時。勤務地は家から45分圏内で通える所」に決めました。
子どもの預け先と家族の理解は?
子どもが未就学児の場合は、保育園または幼稚園へ預けることになります。
稼ぎたい金額、働きたい時間によって、預け先が決まってきます。フルタイムで働きたい場合は保育園。保育園激戦区では、空きがあるかどうかもチェックしましょう。幼稚園の場合も、14時~18時まで預かってくれる「預かり保育」がある園もありますので、家の近隣の保育園、幼稚園の情報も調べておきましょう。
小学生低学年では学童保育へ預けられるのか、空き状況もチェックしてみましょう。
私の場合は、勤務時間の希望が平日の9時~17時だったため、保育園を選択しました。
また、家族の理解も必要です。お子さんが小学生だと夏休みなど長期休みがありますよね。家で一人で留守番できない年齢で学童に預けられない場合は、長期休みでもOKの職場、学校に行っている時間帯だけ働くという選択もあると思います。
夫にも相談し、夫の仕事の状況や家事の割合を事前に話し合っておきましょう。夫が長時間労働ならば、家事、育児はワンオペになってしまうので、どの辺まで自分は負担できるのか、手伝ってくれる親族はいるのか、家事代行などのサービスを頼むのか、ロボット掃除機など家電に頼るのか、あとは最低限の家事だけで良いかなど、事前に話し合っておきましょう。
私の場合は、生活費のために働く!なので、家事の割合は半々ではなくても7:3くらいは負担してもらうように話し合いました。
話し合いの結果、掃除と夕食後の洗い物は夫が担当すると決めました(夫はきれい好きかつ細かいので掃除担当がぴったり)。
洗い物は食洗器、洗濯は洗濯乾燥機を使用するなど家電に頼り、忙しくて夕飯の料理が簡単なものやスーパーの総菜になってしまってもOK、掃除機も毎日かけなくてOK、洗濯が少しぐらい溜まってしまってもOKとかなり許容範囲を広げました(笑)。
溜まった家事は、休みの日にまとめてやればいいし、できるほうがやっても良い。
何より大切にしたのは、仕事の状況、子どもの状況、自分の状況次第で出来なくても、お互い責めないと決めて、心を広く持つようにしました。家族の体調管理とメンタルが最優先。思うように進まず、できなくてイライラすることもありますが、家族が笑って子どもの今日の出来事を聞くほうが楽しいので、完璧でなくても部屋がちょっと汚くてもそれでよし!としています。
どんな条件の仕事が主婦に人気?
主婦がパートを選ぶ時に人気の条件に付いて調べてみました。「しゅふJOBナビ」というサイトに「パートを選ぶ時の主婦の人気条件ランキング!」が出ていたので、参考にご紹介していきます。
- 就業場所は交通の便がよい、家から近い
- シフトが自由、シフトの融通がきく
- 短時間勤務
- 時給が高い
- 未経験でも働ける
このような結果でした。
「勤務地の近さ」「短時間労働」というのは、家庭と仕事を両立するには時間管理は大切ですよね。子どもの迎えの時間や家事の時間を考えると、長時間は働けないと考えるお母さんが多いと感じました。
「シフトの融通がきく」というのも、子どもが小さいととくに保育園からの急な呼び出しがあったりしますよね。体調によって休んでも大丈夫だったり、早退ができたりと「子育てに理解がある職場環境」という点が挙げられると思います。
「時給が高い」。短時間労働が希望の場合は、効率よく働く上で時給が高いほうが嬉しいですよね。ニュースにもなった群馬県のコストコのパートの時給が1500円で応募が殺到しているようです。時給高めの求人は人気があるので、早めにチェックしておきましょう。
「未経験でも働ける」は、妊娠・出産をしてから仕事を辞めて専業主婦となっていた人も多いと思います。久々に働きに出るには、未経験でも雇ってくれるか?を心配しての結果かと想像しました。「未経験歓迎」の求人広告は、応募のハードルも下がりますよね。仕事選びの際に、自分がやってみたい仕事で未経験でもOKか確認してみるのも良いと思います。
未経験でも実績を積めば経験者になるので、経験を積んだのち時給の高い求人へ転職も可能になります。
主婦が仕事を探し出す前にやっておくこと
人気の条件が分かったところで、主婦が仕事探しをする前には、どんな準備をしておけばよいのか紹介します。上記の「自分にとって一番向いている働き方を見つけよう!」でも、仕事を決めるうえで、判断の目安になるポイントを紹介しましたが、おさらいも兼ねて準備項目を挙げていきます。参考にしてみてください。
自分の今の状態を把握する
- 自身のライフスタイルを洗い出す
自分の1日のスケジュールを書き出してみましょう。朝何時に起きて、夜寝るまでに何をしているのか、子ども、家族との予定も洗い出して日々のスケジュールを書き出してみましょう。例えば、子どもの習い事の送迎があって火曜日だけは残業はできないとか、保育園のお迎えに合わせるには駅から近い勤務地がいいとか、自分の体力は続くのか、など優先順位や希望が見えてくると思います。自分が何時間働けるか、土日はお休みしたいのか、など事前に決めておきましょう。
- 自分が仕事に求める条件を整理する
いくら稼ぎたいのか、勤務地は自宅から近いところがいいのか、在宅可が良いのか、勤務時間のは何時がいいか、職場の雰囲気や環境はどんなところがいいか、など自分にとって最適だと思う仕事の条件を書いてみましょう。そのうえで、自分のライフスタイルと照らし合わせて、優先順位を決めましょう。また、絶対譲れない条件と、譲れる条件も出しておくのがおすすめです。
- 自分が好きなこと、得意なこと、苦手なことを書き出す
自分の好きなこと、得意なこと、苦手なことを整理してみましょう。自分がこれまで経験した職業内容から判断してもいいですし、好きだと思うこと、得意なこと、逆にこれは苦手で苦痛だなと思うことを整理してみてください。
好きなことは、人と話すことが好き、ファッションが好き、動物が好きなど。得意なことは、PCを扱うのが得意、料理が得意など、身近なものでも思いつくものをどんどん上げていきましょう。
逆に苦手だな、嫌だなと感じることも書き出します。例えば、人と話すことはあまり得意ではない、虫が嫌い、暇すぎる仕事は苦手など。
自分が「好き」と思う仕事内容より「嫌いじゃない」と思える仕事のほうが、実は長く続いたりします。また、働いた後の「こんなはずじゃ…」も少なくなるので、ぜひ自分を知ってください。整理しておくと、自己PRや志望動機にも活用できますよ。
自分はどんな仕事をしたいかを深堀する
自分がやりたい仕事はどんな仕事ですか? こう聞かれて即答できる人もいれば、自分がどんな仕事をしたいか分からない…という人も多いのではないでしょうか?
どんな仕事を選ぶか迷うときは、次の2つのポイントを確認してみてください。自分がどんな仕事に向いていそうか、見つけるヒントになると思います。
- 興味がある仕事
興味がある仕事内容、やってみたかった職種、挑戦してみたいと思える業界などを洗い出してみましょう。未経験でも構いませんし、単に業界や仕事内容への憧れでも良いと思います。仕事探しのヒントになるので、どうせ無理だから、なんか恥ずかしいとかは思わず、自由に書き出してみましょう。
- 経験がある仕事
自分のこれまでの職歴を書き出してみましょう。前職では何年間どんなことをやっていたか、どんな業務を行ってきたのか、どんなことに気を付けて仕事をしてきたのか、また業務の中でも経験不足と感じる部分も書き出しておきましょう。資格を取得している場合は、資格も書きましょう。TOIEC、簿記、MOS(パソコンスキル)などは、就職活動でも有利な資格と言われています。
興味がある仕事は、熱量がある今のうちに挑戦してみると良いかもしれません。一度経験してみると憧れだったのか、もっと極めたいと思うのか、どちらかはやってみないと判断できない部分もあります。
経験がある仕事は、面接官にも即戦力と考えられるため自分の強みになり採用確率も上がります。経験が不足している業務も、事前に自分が把握しておくと、面接時に「これから勉強して習得したいです」と伝えることで、前向きで熱心な印象を持ってもらえます。
主婦に人気の仕事ランキング
それでは、主婦に人気の仕事を発表します。「しゅふJOBナビ」というサイトに「主婦が選ぶ人気のパートの職種」という記事があったので参考に紹介します。ここでは、求人に応募する際に、専門知識や資格が特に必要ではない職種をピックアップしました。パートと派遣の時給目安も調べてみたので、チェックしてみてくださいね。
事務職
仕事内容:事務職と言っても、OA事務、営業事務、経理事務、法務事務など多岐にわたり、専門知識が必要な事務職もあります。一般事務ではおもにパソコンを使って、書類や資料作成、書類整理、データ入力などを行い、チェック作業や発注などが含まれる場合もあります。また、電話応対や来客応対などがあったり、買い物に行ったり、郵便物の発送、仕分けなどを行う場合もあります。一般事務では特別な知識やスキルが不要で、未経験でも応募が可能だったりもします。
主婦に人気の理由:カレンダー通りの土日祝日休みの場合が多く、子育て中でも働きやすいです。デスクワークが中心なので、動き回ったり体力を使う仕事と比較すると、長時間でも体がラクな仕事内容です。
向いている人:パソコンに詳しい人やパソコンを使っての作業が得意な人はおすすめです。体力に自信がない人も座っての作業が多いので働きやすいです。現場よりオフィスで仕事をしたい人にもおすすめです。
こんな人と相性が良い:事務系の仕事経験がある人、チェックや入力など、コツコツ地道に作業することが好きな人、人をサポートすることに喜びを感じる人、正確に物事をこなせる人、コミュニケーション能力がある人
一般事務の平均時給:パート/1,095円 派遣/1,292円
働き損にならない年収170万円をめざすなら、1日どのくらい働けば良いか? 月14.2万円の給料を目指すシュミレーションをしてみました。(条件:土日祝休みを想定して月20日稼働を想定)
パートの場合:142,000円÷1,095円÷20日=約6.45時間
派遣の場合:142,000円÷1,292円÷20日=約5.5時間
販売・接客業
仕事の内容:身近なコンビニやスーパーなどの小売店、デパートでの販売など多岐に渡ります。飲食店や家電量販店での店員、エステティシャンも接客業にあたります。一流ブランドショップ、ファッションビル、百貨店、携帯ショップ、レストランなど、販売員の業界はさまざまあります。直接お客さまと接するので、感謝されることも多くやりがいがあります。
主婦に人気の理由:未経験からでもチャレンジしやすいので主婦にも人気です。販売や接客業は、シフト制が多いのが特徴です。時短勤務や好きなシフトを選択できたりするので、子どもが帰ってくる間まで働きたい人は、自由度が高く仕事をできます。服装などは自由な場合も多いです。また勤務先は家の近くの店舗を選べば、自転車で通えたり、通勤時間も短縮できます。
向いている人:人と話すことが好きな人にオススメです。座って働くより、身体を動かす仕事が好きな人にも向いています。飲食店のホールスタッフは、人手も足りない傾向にあるので、時給も高い傾向で未経験でも挑戦できます。チームワークを大切にしたり、お客さんと会話を楽しんだり、年齢層も幅広くいるので、仲間もできやすい環境です。
こんな人と相性が良い:バイト時代でも販売、接客の経験がある人、人と接すことが好きな人、短時間シフト制で働きたい人、サービス精神がある人、人見知りではない人
販売スタッフの平均時給:パート/1,050円 派遣/1,294円
働き損にならない年収170万円をめざすなら、1日どのくらい働けば良いか? 月14.2万円の給料を目指すシュミレーションをしてみました。(条件:月20日稼働を想定)
パートの場合:142,000円÷1,050円÷20日=約6.48時間
派遣の場合:142,000円÷1,294円÷20日=約5.5時間
製造・軽作業
仕事の内容:軽作業は、誰にでも覚えやすい簡単な作業を繰り返し行います。例えば、倉庫や工場などで荷物を仕分けしたり、梱包したり、ピッキングしたり、入庫したりする仕事内容です。また、食品工場では、味付けや盛り付けをしたり、製造の工場では、素材を加工したり組み立てたりなど行います。
主婦に人気の理由:直接人と対面して行う仕事ではないため、黙々と作業をしたい人に人気があります。特別な資格やスキルも必要がなく、未経験可という求人も多いので、気軽に始められて挑戦しやすいです。正確性とスピードが求められるので、ゲーム感覚で目標や効率を求めて追求することが好きな人にも合っていると思います。
向いている人:接客など人と関わる仕事が苦手な人は、一人で黙々と作業をする軽作業に向いています。繰り返しの作業が好きな人、集中力がある人、正確な人など、自分の性格が細かいことに良く気付くという人とは相性が良いと言えます。
こんな人と相性が良い:黙々と仕事をこなしたい人、人見知りの人、単純作業が好きな人、スピードや正確性を追求するのが好きな人
軽作業の平均時給:パート/1,095円 派遣/1,315円
働き損にならない年収170万円をめざすなら、1日どのくらい働けば良いか? 月14.2万円の給料を目指すシュミレーションをしてみました。(条件:月20日稼働を想定)
パートの場合:142,000円÷1,095円÷20日=約6.48時間
派遣の場合:142,000円÷1,315円÷20日=約5.4時間
コールセンター
仕事の内容:電話を通じてお客様とやり取りするのがコールセンターの仕事です。仕事内容は大きく分けて2種類あり、インバウンド(受電)とアウトバウンド(発信)です。インバウンドはお客様からかかってきた電話に対応し、問い合わせや申し込み、質問などに答えます。テレフォンオペレーターやカスタマーサポートが該当します。アウトバウントは、お客様に電話をかけ、自社のサービスや商品を売り込むための仕事内容やアポイントメントを取ったりする仕事内容になります。コールセンターと言っても、インバウンドとアウトバウンドで仕事内容が全く違うため、求人募集にも違いが出ます。
主婦に人気の理由:高時給の求人が多い、人数も多くシフト制で休みやすいといったことから主婦に人気です。子どもが学校に行っている間だけなど、好きな時間にできるといった利点もあります。成果によってインセンティブ支給がある職場もあり、モチベーションにもつながります。主に女性が多い職場なので、女性同士の交流を楽しみたい人にもオススメです。
向いている人:いろんなお客様と話すので、話好きの人は向いています。中にはクレームを言ってくるお客様もいるので、細かいことを気にしない人、精神的に強い人も向いているといえます。喉を使う仕事なので、演劇や芝居をやっていた人は発声が良く、はっきりと聞き取りやすい声はでお客様からの評判も良いようです。
こんな人と相性が良い:人と話すことが好きな人、コミュニケーション力がある人、人から感謝されたい人、声を褒められたことがある人
コールセンターの平均時給:パート/1,161円 派遣/1,315円
働き損にならない年収170万円をめざすなら、1日どのくらい働けば良いか? 月14.2万円の給料を目指すシュミレーションをしてみました。(条件:月20日稼働を想定)
パートの場合:142,000円÷1,161円÷20日=約6.1時間
派遣の場合:142,000円÷1,315円÷20日=約5.4時間
まとめ:同じ職種ならパートより派遣を選んでより高時給で効率的に働こう!
主婦に人気の職種についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか? 上記の人気職種は、未経験からでも仕事をスタートできたり、特別な資格がなくても挑戦できる仕事内容になるので、ブランクがあっても始めやすいと思います。
結局は主婦の仕事選びでは、2つのポイントがあると思います。
- 自分が得意なこと、好きなこと、嫌じゃない仕事から選ぼう
- 扶養を超えて働きたいのか、扶養内で働きたいのか、家族と話し合って決めよう
いくら働く条件が良くても苦手な仕事内容では、気苦労もあったり仕事自体に行くことが嫌になったり長くは続きません。自分にとって相性の良い仕事のほうが長続きしますし、向上心や楽しさも出てくると思います。
結局は「仕事をする=価値を提供する」ということなので、お客様や与えられた仕事に対して、何らかの価値を提供する必要があります。イヤイヤやっている仕事に対して、お客さんは「ありがとう」というでしょうか? 自分はしんどくないでしょうか?
好きじゃなくても苦じゃない!という仕事は続くと思います。
いつも通っている美容師さんに「仕事、好きですか?」と聞いてみました。美容院を経営されている方なので、「大好き!」という答えが返ってくるか思ったら、「そうね~好きとかじゃなくて、嫌いじゃない」と言っていました。だから、お客さんが要望する髪形を技術力で提供する、そのための勉強も苦じゃないし、毎日仕事するのも当たり前になっているから、全然しんどくないの。と教えてくれました。
なるほど、と思いました。仕事に対して好き!の温度感は必要じゃなくて、「嫌いじゃない」くらいの感覚って大事ですね。
そして、扶養内で働くか扶養を外れて働くか? これは自分のライフスタイルに照らし合わせてみましょう。ただ、どうせ同じ時間を働くなら、高時給のほうが金額的ににも、時間的にも自分の1日を有効活用できると思います。
パートと派遣の時給を比べてみると、だいたい200円前後時給が変わってきます。1日6時間働くなら1,200円もの開きが出てきます。派遣社員にするだけで1日1,200円も給料が高い…これは、大きいですよね! 時間に換算すると、1日約1時間もの差が出てきます。1時間あったら、自分が好きなドラマを見る、カフェでお茶をする、ウィンドウショッピングを楽しむ、など自分が好きなことに使えますよね。
最後に、主婦におすすめの派遣先を貼っておきます。パートの時給や待遇と比較してみてくださいね。