3月は卒業シーズンですね。別れがあれば入学、進級など新しい出会いもある、人生における節目の季節ですよね。
子ども達が入学や進級へ向けて、新しいことに希望をもって目を輝かせている様子を見ると、たくましさや自立を感じられる瞬間でもありますよね。子どもの成長を感じる4月新年度、ママたちも何か挑戦したい気持ちが高まるのではないでしょうか?
実は、4月は働き始めたい!と動き出す&職探しに力を入れるママが最も多い月だそうです! 企業側でも新卒採用や異動などがある時期で、求人数が増えてくる時期です。
そこで、今回は働き始めたいママへ向けて、今から準備していくことをまとめました。3月は進級や卒業の準備で忙しいママも多いと思いますが、今から少しずつ準備して、4月にスタートダッシュを決めてください!
間に合うの…?と疑問をもつ方もいらっしゃると思いますが、私は実際に2週間で仕事を決めました。
最短で決めるコツは、情報を吟味し、とにかく行動のみ!です。
私の体験談を交えて紹介していきますので、良かったら参考にしてみてください!
私が2週間で仕事先を決めた方法
今回は、私の実体験を踏まえた方法を紹介していきます。
結論から書くと、私が仕事を探してから最短で決めた方法は、「派遣社員」になることでした。
今、働いている職場は、4月から仕事を探し始めて2週間で決まったところです。
おおまかなスケジュールを伝えると
- 4/12 仕事にエントリー
- 4/14 派遣会社の登録会へ、選考開始
- 4/22 選考通過
- 4/26 事業所訪問→採用
その時に使ったサイトは、以下のサイトです! 「リクナビ派遣」は、人材大手のリクルートが運営している派遣求人ポータルサイトです。ここで、求人を探して目ぼしいものにひたすらエントリー応募しました。
求人をちょっと検索してみてください。やはりパートに比べて時給が高い!!また、主婦が働くときに人気のキーワードでも検索可能です。以下は一例です。
私は自分に合った条件で仕事先を2週間で決めることができました。しかし、注意点があります! 私はやみくもにやってエラク大変なことになってしまった経験があるので、注意点や進めるポイントについても、しっかり書きたいと思います。
やみくもにやると、時間と労力が取られるので、後述の注意点はぜひお読みいただければと思います…
それでは、まずは当時の私の状況を簡単に紹介していきます。
なんとなくで職探しを始めてしまい、つまずいた罠…
私が仕事を探す前は、在宅ワークで少しだけ働く専業主婦でした。保育園へ下の子の預け入れが決定した2月から職探しを開始しました。
というのも契約社員で働いていた会社が、コロナ禍で突然倒産…。当時の私は、第2子を妊娠中…。育休取得はおろか、仕事探しなんて到底無理でした。(当時の様子はこちらに詳しく書いていますので、気になる方はご覧ください。)
かたや上の子は保育園へ通園中でしたので、退園の危機に…。(次から次へと悪夢のようでした…笑)就労の認定事由から、妊娠・出産の制限付きの要件に変更になり、第2子を出産してから3か月末日までの在園許可が出ている状況でした。
下の子を保育園へ0歳児で預けるために、4月入園の申し込み受付は11月から始まりました。出産を終えてすぐに、在宅で月1万円でも稼げる仕事を探しました。私がやったのはWEBライター。自分の産後の体調や乳飲み子を抱えながら仕事をするために、無理せずにできる数時間だけ業務を行っていました。
すべては保育園への実績作りのためです。仕事として請け負っている証拠のために、請求書や振り込まれた金額のコピーやら、稼働時間やら、依頼メールなどもすべて提出しました。
その結果、下の子も保育園へ無事入園ができたものの、猶予期間(3か月)が付くことに…。入園結果通知が届いた2月に、すぐに求職に動きました。
しかし、雇用形態で悩み、正社員、パート、派遣社員、業務委託などたくさんの中から自分に合った働き方で迷い、求職活動が思うように進まない日々を過ごしました。2月中は面接にも進めずに、求人を眺めていては時間だけが過ぎてしまいました…。
焦るのは気持ちだけ!目的地がない中では、あらゆる求人をただ眺めているだけで1日終わってしまっていました…
正社員、派遣社員、パートなど、主婦が選ぶならどれが多い?
主婦が選ぶ働き方は、ライフスタイルやキャリアプランによって様々です。雇用形態で悩んだので、家庭を持っている主婦の方はどんな雇用形態を選んでいるか調べてみました。
見つけた参考記事はこちら(参考記事:20~49歳の既婚男女2,260人に対して「家庭の経済的な問題」に関するアンケート調査)。タメニー株式会社が、20~40代子育て世代既婚者、20~49歳の既婚男女2,260人を対象に、現在の雇用形態を調査したアンケート調査を行ったデータを見つけました。それによると…
- アルバイト・パート: 約26.3%
- 正社員: 約23.9%
- 契約社員・派遣社員: 約4.2%
データによるとパートが一番多い結果でした。パートは勤務時間や曜日の融通が利きやすいというメリットがあります。家事や育児と両立しやすい働き方として、多くの主婦に選ばれています。
正社員は、安定した収入と福利厚生を得られるというメリットがあります。キャリアアップを目指す主婦におすすめです。
派遣社員は、正社員よりも雇用が不安定というデメリットがありますが、専門職や高収入の仕事に就ける可能性があります。自身のスキルや経験を活かして働きたい主婦におすすめです。
最近では、在宅ワークやフリーランスなど、新しい働き方も増えてきています。主婦が選ぶ働き方は、自分のライフスタイル、キャリアプラン、希望する収入などを考慮して、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。
以下は、それぞれの働き方のメリットとデメリットをまとめた表です。
働き方 | メリット | デメリット |
パート | 勤務時間や曜日の融通が利きやすい | 収入が低い |
正社員 | 安定した収入と福利厚生を得られる | 責任が重い |
派遣社員 | 専門職や高収入の仕事に就ける可能性がある | 雇用が不安定 |
在宅ワーク | 通勤時間がない | 仕事とプライベートの切り替えが難しい |
フリーランス | 自分のペースで働ける | 収入が不安定 |
比べてみると、一長一短ですよね。自分に合った雇用形態を探してみましょう。
求職活動の第1歩は「自分の生き方を決める」こと!
2月中の私は、求人サイトをとにかく見て、気になったものをまず応募してみよう!と意気込んでいました。でも、実際は「子育てと両立するには勤務時間が合わないな…」「仕事内容は興味があるんだけど、職場までとても時間がかかるな…」と条件面でなかなか折り合いがつきません。どんな検索ワードで探せば良いかすら分かりませんでした。
今度は条件面だけで選んでも「まったく興味ない仕事をやってもどうせ続かないだろうし…」と悩みだす始末。
いったい自分はどうすればいいのか? どんな仕事が合っているのか? 自分のことが分かっていませんでした。とても迷いながらウダウダしていると2月は早々と過ぎていきました。
皆さんも仕事を探すときに、「自分は何ならできるんだっけ?」「何がしたいの?」と悩むことはありませんか?
スキルややりたいことだけでなく、「家事や育児と両立できる時間帯しか働けない」「通勤時間は家から30分以内のところ」など、働く条件に制約もあると思います。
そこで、仕事を探すなら求人を見る前に、まずやってほしいことがあります! それは、
自分の希望をすべて紙に書き出すこと。
ぜひ、やってみてください。仕事探しのために自分の頭にあること、モヤモヤ、感情などをすべて紙に書き出しました。以下、3つの軸を基準に書き出すのがおすすめです。
- 好き
- トクイ
- 大事
なんでこの3つの軸なのかというと、ある書籍に書かれていることを参考にしました。
「自分の本当にやりたいことなんて分からないよ…」そんな人は、ぜひこの本を読んでみて自己理解を深めてみてください! 本当におすすめです。
著者:八木仁平さんの書籍です。【中田敦彦のYouTube大学】でも取り上げられた書籍なので、「自分のやりたいことがイマイチ分からないんだよね~」という人は、読んで自己理解を深めてみてくださいね! やりたいこと、目指したいもの、大事なことがわかると、目的地がハッキリします。すると、仕事探しだけでなく、人生で自分が目指したいことも分かってきますよ!
実際に私がやった自己理解の方法【好き・トクイ・大事】
この書籍をもとに、仕事を探すときに当てはめた自分の答えを、参考にご紹介します。
- 好き・・・興味があるものは?(業界)
- 子ども関連、教育・学び関連、料理関連、インターネット関連
- トクイ・・・自分の強みが活かせること、これまでやってきて苦ではないことや仕事は?(職種)
- 編集、進行管理、ライティング、人と会うこと・話すこと、もくもく事務作業、だれかのサポートをすること
- 大事・・・働くために譲れない条件は?
- 子どもとの時間が取れること<例えば、保育園への迎えに間に合うこと、残業なし、病欠など突発の休みにも理解がありそうなところ、17時に帰れること、通勤が近いこと、土日祝日休み>
- 扶養を外れて、残業しなくても最低年収200万円以上稼げる時給
- 自分が興味があることで人に貢献できる仕事内容
自分としても、保育園へ預けたら年収200万円以上は稼ぐ!と決めていたので、時給が高めの求人を選択しました。
なぜ、200万円かというと、完全に配偶者の扶養から外れたいと思ったからです。仕事をするのに、年収の壁をいちいち気にして働き控えの調整をするよりも、潔く「稼げるうちに稼ごう!」と決めました。私の中では、時給の高さは優先順位が高かったんです。
なので、私の場合、仕事を決める基準の優先順は「大事>トクイ>好き」だったなので、大事なことがすべて当てはまることからはじめました。
条件だけ良くても、まったく興味がない仕事内容で働き続けることは私の場合は苦痛なので、自分が興味を持てることで働こうと決めました。
そのうえで、トクイと好きなことから当てはまる仕事を見つけることにしました。
もし、まだ自分の「大事」がよくわからないならば、過去に仕事をしてきて「苦手」「不満」なことを書いてみるのも自分のことを知れる一つの手です。例えば、「高圧的な上司やお局がいる職場はイヤだったな」「ノルマがある仕事はしたくないな」「電話に出ることや人と会って話す仕事は好きじゃないな」など、その中でも1番イヤなもことと我慢できるレベルのこととで優先順位をつけておきましょう。
求人情報の詳細をみて、いくら好条件でも自分が「苦手」「イヤ」なことが当てはまるものは、避けることができます。
心機一転!3月からの仕事探し
自己理解を終えて、仕事探しにおける自分の「大事なこと」と、今後の人生の目的地が分かったら、後は自分の要望にあった求人に応募するだけ! とにかく行動あるのみ!
自分が仕事探しにおいて「大事なこと」がわかったので、求人検索はみるみるスムーズに進みました。3月は条件を絞って求人を検索しては、目ぼしいものにエントリー。雇用形態にこだわりはなかったので、雇用形態は問わずに応募してみましたが、応募を進めてみると気付いたことがありました。
パートの求人では、希望時給(希望年収)に達しない求人が多かったので外すことに決めました。
業務委託の求人では、出社の必要がなく在宅で仕事ができるものの、かなりの時間を投入しないと年収200万円は到達できそうにもありませんでした。
正社員の求人では、応募から結果がくるまでに10日以上も待つこともざらにあり、なかなか進まみませんでした。また、要相談となっていても時短勤務はできないことが判明したりと、選考ハードルが高めでした。
私の場合は、保育園への在園期限もついているので、スムーズに選考が進まないのは痛手です…。決まらないと退園になってしまう…という焦りもでてきました。
そんなとき、以下の派遣情報のポータルサイトを見てみると、「あれ?時給高い求人多いな」「時短勤務OKや在宅ワークもあるんだ!」「職種も幅広く扱っていて、自分が興味あるものも見つかるかもしれない」など、私の希望と合致することが多かったので、エントリーを続々開始。
しかし…求人に応募しまくった結果、10社もの派遣会社へ登録していることに気づきました。
【注意点】派遣会社の登録は5社以内に抑えること!
ポータルサイトでは、興味関心がある求人や好条件の求人が多かったので、次々に応募をたくさんしていました。一日に10件応募とかしていたのですが、派遣会社からメールや電話がひっきりなしに来ました。
派遣へエントリーするには、まず派遣会社への登録が必須でした。何件かは、派遣会社が同じところもあったのですが、求人応募が多くなるごとに、各派遣会社への登録が必要となり、気づけば10社もの派遣会社とやり取りをしていました。
「それはそうだろう…」とツッコミたい方もいらっしゃると思いますが、当時の私にはそこまで頭になく、どの派遣会社に登録すべきか線引きもわからなかったので、求人に興味を持ちエントリーしたすべての派遣会社へ登録&面談をこなす日々を送りました。
面談を仮に1社、1時間取られると考えると10時間は登録するだけで費やしました…。時間と労力を費やした分、担当との当たりはずれが分かったり、選考方法や各派遣会社の特長もだんだんと分かってきて、中には自分が求めていることと違った派遣会社だったり、合わない会社もありました。
なので、派遣会社への登録は5社以内にすること!です。それ以上は、はっきり言って時間の無駄です。ポイントは、気になった求人をチェック→派遣会社をチェックです。
リクナビ派遣の求人票に、派遣会社の記載があるので必ずチェックしてください。
派遣会社の選び方については、後ほど詳しく紹介します。
派遣会社への登録は、それぞれのやり方が若干異なりますが、流れはたいてい同じです。
- マイページ登録:各派遣会社のWEBサイトでエントリーフォームを入力し会員登録を行う
- 登録会:各派遣会社との担当コーディネーターとの面談(来社または来社不要のWEB面談)
- 選考開始:派遣会社への登録が完了し、応募した求人の選考が始まる
だいたい、面談はWEBでも対面でも30分~1時間程度のところが多かったです。中には面談と一緒に、スキルチェックとしてPCスキルを問われたり、専門職の場合は専門知識を問われたりもしました。
一般的な派遣会社で行うスキルチェックは以下のようなものです。
- タイピング…PCに表示される文字を制限時間内にどれだけ早く正確に打てるのか?が問われる
- エクセル…初級、中級、上級レベルまで問題があり、どの程度までできるか?が問われる
- ワード…初級、中級、上級レベルまで問題があり、どの程度までできるか?が問われる
- 一般常識とビジネスマナー…漢字や計算、時事問題、電話の出方や敬語の使い方が正しくできるか?が問われる
- 適性検査…社会性があるか?ストレス耐性があるか?協調性があるか?といった性格的な「診断」テスト(準備は必要なし)
仕事によりけりですが、事務仕事ではPCスキルは必須のため中級程度まではできておくと良いようです。よほど高度な作業を求める職種ではない場合、エクセルやワードでは、簡単な表作成や文書作成ができるかのチェックのようです。
タイピングはどの派遣会社でも必須項目なので、タイピングが苦手な人は少し練習しておくと良いと思います。
一般常識は、日常で使っている漢字の読み書きや簡単な計算程度で、ビジネスマナーは普段主婦としてやっているなら心配いりません。でも、ちょっと忘れている…自信ないな…と思ったら敬語の使い方やオフィスでの振る舞いなど、「ビジネスマナー」で検索して事前に調べてみましょう。
適性検査は、就活時期に行った経験がある人も多いと思います。派遣登録会では、個人の特性を診断するもので行動性・意欲性・情緒性・社交性・慎重性・共感性・社会関係性などが測定されるようです。
かくいう私はビジネスマナーについて、ちょっと調べてから登録会へ行きました(笑)
派遣会社によっては、「履歴書と職務経歴書をメールで添付してください」という場合もありました。その場合は、派遣会社のマイページの職歴欄は入力しなくても良いですと言われたりもしました。
適性検査などを実施する理由は、派遣会社が応募者の適性にあった仕事を紹介するために行うものなので、気軽に構えていて大丈夫です。ただ、タイピングはどの派遣会社でも必須だと思うので、不安な人は練習しておくと良いと思いますよ!
また、事前準備としてパートでも必須な履歴書と、これまでの職務経歴書は事前に用意しておくのがおすすめです。
主婦が押さえておきたい派遣会社選びのポイント
派遣会社10社と面談をしてみて思ったのは、担当コーディネーターとの相性と、会社規模の大きさです。コーディネーターとの相性は実際に面談してみないと分からないのですが、10社も登録して比較してみると、だんだん分かってきました。ポイントをまとめると次の通りです。
- 子育て中のママに特化しているか
- 大手派遣会社かどうか
- 最低2~3社の派遣会社に登録して、担当コーディネーターの質を見比べる
まず、1の「子育て中のママに特化しているかどうか」を見極めるポイントは、WEBサイトで子育て中のママでも安心な理由が記載されてどうか?チェックしてみてください。
例えば、「在宅ワーク」「時短勤務OK」「初心者歓迎」など、子育て中でも安心して働けるキーワードを確認してください。
2の「大手派遣会社かどうか」は、いま体力がない派遣会社の倒産が相次いでいるようです。なぜ倒産が相次いでいるのかはこちらの記事をご覧ください。そこで、大手派遣会社なら賃上げアップにも対応でき、登録人数も多数抱えている規模なので、安心して就業開始できます。また、福利厚生も充実していて、半休制度や交通費支給、スキルアップ制度が整っている派遣会社もあります。ここは押さえておいてください。
3の「最低2~3社の派遣会社に登録して、担当コーディネーターの質を見比べる」は、案件を紹介してくれる担当者が、自分に合う合わないを見極めると良いです。明らかにやる気がない担当者や、言っていることがだんだん違ってきて信頼できない担当者も残念ながら中にはいます。そんなとき、複数派遣会社を登録しておくと、比較できるのでおすすめです。
現役派遣会社の私がくわしく調べておすすめできる派遣会社は、上記です。良かったら、比較しているこちらの記事もご参考ください。
まとめ:自分を知ってとにかく行動すれば、希望の仕事は見つかる!
働き始める前に、しっかりと準備しておくことが大切です。上記にも書いたように具体的に考えておくと、スムーズに仕事探しを進めることができます。
おさらいです。
- 自分の希望条件を明確にする
- 効率的に求人情報を収集する
- 積極的に行動する
最後は、とにかく行動あるのみです! ポイントを押さえて、効率的に行えば、自分の希望に合っ仕事が2週間で見つけることもできます! 今からちょっとずつエントリーを始めてみるとライバルより差がつきますよ。
私はリクナビ派遣で見つけ、ほぼ在宅勤務で、ほぼ残業もなく、年収200万円以上で、希望の仕事内容で働けています。
ぜひ、みなさんも自分に合った仕事探しをしてみてくださいね。